優績LA1094名を表彰 JA共済連2015年7月16日
JA共済連は平成26年度のJA共済優績ライフアドバイザー全国表彰式を、東京都内・ホテルニューオータニで7月15日に開催し、優秀な成績を収めた273JAの1094名のLAを表彰した。
この表彰式は、共済・金融などの専門的知識やスキルを持ったコンサルタントとして組合員や利用者のライフプラン実現へ提案するライフアドバイザー(LA)の内から、優秀な成績を収めた人を表彰するものだ。21回目を迎える26年度の表彰式では、全国の2万2336名のLAの中から、優秀な成績をあげた1094名(専任381名、専任外713名)を表彰した。
経営管理委員会会長の市村幸太郎氏は表彰式で「JA役職員が一丸となって取り組んだ結果、長期共済と短期共済の目標である推進総合実績が4年連続で全国目標を達成できた。LA実績は新規契約を中心として75.1%を占め、全国のLAの活躍が普及拡大に大きく貢献している。
これからも丁寧で誠実な推進活動の展開により、すべての組合員や利用者に愛されるJA共済を目指して活動できるよう期待している」と開会の挨拶を述べた。
27年度は「今次JA共済3か年計画」の最終年度にあたり、より地域に密着したJAらしい事業活動の展開を図り、全JAへのエリア戦略の導入と展開を強力に推し進める必要がある。また既加入者に対する「3Q訪問活動」、未加入者に対する「はじまる活動」の実践を通じて、未保障・低保障の解消および事業基盤の維持・拡大を図り、JA共済3か年計画のスローガンに掲げた「次代へつなぐ地域の絆」を具現化していく必要があり、LAへの期待は大きい。
◆全国表彰式はLAにとっての「甲子園」
表彰は部門ごとに執り行われ、総合優績表彰者7名をはじめ、特別表彰では▽生命共済部門107名、▽こども共済部門40名、▽介護共済部門25名、▽年金共済部門9名▽医療系共済部門7名、▽建物更生共済部門163名▽自動車共済部門75名、▽ニューパートナー部門24名を表彰し、通算表彰では▽通算表彰10回が8名、▽同5回が62名、表彰された。
生命共済部門特別賞を受賞した縣正己氏(JAみっかび・静岡県)はインタビューで、「LAになって30年。年齢も60歳を迎える。心の中ではその日を最後にしようと思ってきたが、大勢の仲間たちが激励の言葉をくれた。LAとしてここにきた重さを受け止めて、改めてLAの絆の深さ、そして大きさに感謝したい。自分自身と戦い、この場所を目指すことが、声をかけてくれた人への恩返しだと思っています」と言葉を詰まらせながら感謝の言葉を述べた。
また総合優績表彰では西山義治氏(JA対馬・長崎県)が、「お客様から叱られることも、自分への叱咤激励と捉え、努力していきたい」とこれからの意欲を語った。
初めての表彰となる人も席で起立し、会場正面の壁面全体を使ったスクリーンにその姿が映し出されて紹介され、改めて表彰の実感を噛み締め、その後に続いた通算5回目、10回目の表彰となる先輩らの登壇を見守った。
スペシャルゲストとして登場した女優の仲間由紀恵さんは、総合優秀表彰に輝いた7名のLAらの名前を、今年初めて壇上で読み上げた。仲間さんは、表彰されたLAらに改めて祝辞を述べ、「今年は初めて(総合優秀表彰)発表の大役を仰せつかり、光栄に思っています。今年も皆様おひとりおひとりの顔と目をみて、握手をさせていただき、勇気を頂戴した気持ちになりました」と挨拶をした。
表彰の終わりに、21歳という若さで初めて表彰されたJA新ふくしまの木村祐貴氏が仲間たちの暖かな声に送られながら登壇し、「悩んだ時期もあったが、お客様一人ひとりとの出会いが自分を成長させ、笑顔の花を咲かせることができた。さらなる成長を目指して頑張ります」と決意表明を述べた。
代表理事専務石川正美氏が「表彰式の時の表情が素晴らしく、仲間や家族、お客様への感謝と、励まし合いながらやってきたことが伝わってくる。ここにきた『TOP LA』の皆が後輩をリードしていってほしい」とこの表彰式を締めくくった。
平成26年度JA共済優績LA受賞者は以下の通り。(敬称略)
<総合優秀表彰>
▽西山義治(JA対馬・長崎)
▽縣正己(JAみっかび・静岡)
▽松川玲子(JA兵庫南・兵庫)
▽田中諭(JAとうかつ中央・千葉)
▽毛利真奈人(JA横浜・神奈川)
▽飯田恒明(JAほくさい・埼玉)
▽長澤岳志(JA大北・長野)
(写真)総合優績表彰を受賞した7名
(写真)挨拶をする市村幸太郎氏
(写真)ゲストとして登場した女優の仲間由紀恵さん
(関連記事)
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