ICMIF新会長 JA共済連訪問2017年3月2日
国際協同保険連合(ICMIF)の新会長ヒルデ・フェルナイレン女史らは3月2日、東京都内のJA共済ビルを訪問。JA共済連の勝瑞保代表理事理事長らに、会長就任の挨拶を行うとともにICMIFの課題、方向性などについて意見交換した。
2016年10月に新しく就任したヒルデ・フェルナイレン会長は、ICMIFの地域協会である国際協同組合保険連合アジア・オセアニア協会(AOA)の会長も務めるJA共済連の勝瑞保代表理事理事長らに、就任の挨拶、会員であるJA共済連の実態把握などを行なった。
ヒルデ会長は「国連等の国際機関が協同組合による共済事業の価値と役割に注目している。ICMIFとともに共済事業の振興に向けた取り組みに繋がる機会となれば嬉しい」と話した。
また勝瑞理事長は、ヒルデ会長とICMIFの活動を引き続き支援していく方針を示し、「ICMIFの活動を通して共済事業を巡る国際的な動向を把握し、会員との情報共有や連携を深めていくことで、JA共済事業の更なる発展につなげてほしい」と語った。
また同日はICMIFの同会長らがJA共済連の役員や部長約70人に向けて、世界の共済事業などについて講演した。
ICMIFが取り組む5-5-5マイクロインシュアランス開発戦略(5-5-5戦略)のサポートも依頼。JA共済連はこれについて、何らかの形で支援していく方針だ。なお、5-5-5戦略は、5年間に5か国で500万世帯の保険未加入世帯に、協同組合、相互扶助の理念に基づいたマイクロインシュアランス(開発途上国の低所得者向け保険)の普及を目指す戦略。すでにコロンビア、インド、ケニア、フィリピン、スリランカで始動している。
ICMIF会長らはこのほか、全労済、日火連、コープ共済連、大学生協共済連、日本共済協会らとも同日中に面会予定。
ICMIFは国際協同組合同盟(ICA)の保険専門機関として設立され、JA共済連は1964年に加盟している。2016年10月現在、世界75か国、290団体で構成されている。
(写真)中央左がヒルデICMIF会長、右が勝瑞JA共済連代表理事理事長
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ブロッコリーの黒すす病にSDHI剤耐性菌が発生 北海道2025年12月25日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年12月25日 -
家庭での米消費、前年比11.7%減 マイナス幅拡大、「新米不振」裏付け 米穀機構11月調査2025年12月25日 -
米価高騰に対応、「4kgサイズの米袋」定番化 値ごろ感出し販売促進 アサヒパック2025年12月25日 -
協同組合の価値向上へ「鳥取県宣言」力強く2025年12月25日 -
【世界を診る・元外交官 東郷和彦氏】トランプ再来の嵐 自国利益に偏重2025年12月25日 -
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】なぜ日本は食料難の経験を教科書から消したのか?2025年12月25日 -
【Jミルク脱粉在庫対策】基金初発動1.2万トン削減 なお過剰重く2025年12月25日 -
すべての都道府県で前年超え 2024年の県別農業産出額 トップは北海道2025年12月25日 -
【農と杜の独り言】第7回 祭りがつなぐ協同の精神 農と暮らしの集大成 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年12月25日 -
国連 10年に一度「国際協同組合年」を決議2025年12月25日 -
秋田と山形の3JAが県越え連携協定2025年12月25日 -
日本産の米・米加工品の輸出促進策を議論 「GOHANプロジェクト」で事業者が意見交換 農水省2025年12月25日 -
26年産米の農家手取り「2万5000円めざす」 暴落の予兆に抗い再生産価格を確保 JA越前たけふ2025年12月25日 -
笹の実と竹の実【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第370回2025年12月25日 -
茨城県で鳥インフル 97万羽殺処分へ 国内10例目2025年12月25日 -
ホットミルクと除夜の鐘 築地本願寺でホットミルクお振舞い JA全農2025年12月25日 -
JA共済アプリ・Webマイページに「チャットボット」機能を導入 JA共済連2025年12月25日 -
5県9JAの農産物・加工品を販売 第46回マルシェ開催 JA共済連2025年12月25日 -
短期プライムレートを年2.125%に引き上げ 農林中金2025年12月25日


































