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2019.09.20 
食品ロス対策で世銀に535億投資-農林中金一覧へ

 農林中央金庫は9月19日、食品ロス・廃棄問題への対処を推進している世界銀行の債券に5億ドル(約535億円)を投資したと発表した。食品ロスの解決は温室効果ガスの排出削減にもつながり、気候変動対策にも通じる。農林中央金庫は、投資を通じて世界と日本の農林水産業の持続性に貢献できるとしている。

 FAO(国連食糧農業機関)によると食品ロスを起因とするCO2排出量は世界の総排出量の8%を占める。その量は各国別の総排出量と比較すると第5位の日本を上回る規模となっている。食品ロスは無駄な製造よるCO2排出を招いているともいえ、その抑制は気候変動対策にもなる。
 世界銀行が発行するサステナブル・ディベロップメント・ボンドは、開発途上国の貧困削減、開発支援のための教育、保健、インフラ、農業、環境など幅広いプロジェクトを支えるための資金となる。今回、農林中金の投資により、食品ロス問題の解決のために世銀が発行する債券としては世界最大額となる。
 農林中央金庫は環境・社会課題の解決を通じて日本の農林水産業の持続をめざすサステナブル経営を推進しており、今回の投資がそれに貢献するとともに、国際分散投資を通じた安定的な収益の確保につながるとしている。

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