経常利益23%減 2385億円 農林中央金庫決算2022年5月26日
農林中央金庫は5月25日、2021年度決算を発表した。有価証券の売却損がふくらみ、経常利益は前期比23%減の2385億円となった。
経常収益は前期比▲1165億円の1兆2423億円。経常費用は▲451億円の1兆37億円となった。
その結果、経常利益は▲714億円の2385億円で23%減となった。純利益は▲235億円の1846億円となった。
上半期を中心とした外貨調達費用の減少で資金調達費用は▲1164億円となった。
一方、年明けからの米国を中心とした金利上昇局面で債券など資産の入れ替えを実施したことから、有価証券の売却損が約1800億円となり、有価証券の評価損益は▲1兆6428億円の1兆410億円となった。
貸出金の状況は政府向け貸出金が2兆円増え、23兆円となった。
金融再生法で求められる開示債権は1024億円、開示債権比率は0.44%と残高、比率ともに低水準となっている。
資金調達は会員からの預金が6割を占め安定的に実施。
総資産は▲1兆5094億円の106兆1383億円、純資産は▲6608億円の7兆2946億円となった。
自己資本比率は普通出資等Tier1比率は▲1.99%の17.87%、総自己資本比率は▲1.96%の21.23%となった。
会見で奥和登理事長は米国でのインフレや中央銀行の利上げなど、金融情勢は「不透明化、不安定化」しているとの認識を示し「今後、データやマーケットの状況を見ながら慎重な財務運営をしていきたい」と述べた。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】カンキツ類に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(1)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(2)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(3)2025年10月17日
-
25年度上期販売乳量 生産1.3%増も、受託戸数9500割れ2025年10月17日
-
(457)「人間は『入力する』葦か?」という教育現場からの問い【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月17日
-
みのりカフェ 元気市広島店「季節野菜のグリーンスムージー」特別価格で提供 JA全農2025年10月17日
-
JA全農主催「WCBF少年野球教室」群馬県太田市で25日に開催2025年10月17日
-
【地域を診る】統計調査はどこまで地域の姿を明らかにできるのか 国勢調査と農林業センサス 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年10月17日
-
岐阜の飛騨牛や柿・栗など「飛騨・美濃うまいもん広場」で販売 JAタウン2025年10月17日
-
JA佐渡と連携したツアー「おけさ柿 収穫体験プラン」発売 佐渡汽船2025年10月17日
-
「乃木坂46と国消国産を学ぼう!」 クイズキャンペーン開始 JAグループ2025年10月17日
-
大阪・関西万博からGREEN×EXPO 2027へバトンタッチ 「次の万博は、横浜で」 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月17日
-
農薬出荷数量は0.5%増、農薬出荷金額は3.5%増 2025年農薬年度8月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年10月17日
-
鳥取県で一緒に農業をしよう!「第3回とっとり農業人フェア」開催2025年10月17日
-
ふるさと納税でこどもたちに食・体験を届ける「こどもふるさと便」 IMPACT STARTUP SUMMIT 2025で紹介 ネッスー2025年10月17日
-
全地形型プラットフォーム車両「KATR」、レッドドット・デザイン賞を受賞 クボタ2025年10月17日
-
農業分野初「マッスルスーツSoft-Power」と「COOL-VEST」を同時導入 イノフィス2025年10月17日
-
伝統のやぐら干し「産直大根ぬか漬けたくあん」がグッドデザイン賞受賞 パルシステム2025年10月17日
-
鳥インフル 米モンタナ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月17日