次世代型超音波ガイド下HIFU治療装置を開発「ソニア・セラピューティクス」へ出資 JA三井リース2022年12月2日
JA三井リースは12月1日、次世代型超音波ガイド下HIFU(集束超音波: High-Intensity Focused Ultrasound)治療装置を開発製造するソニア・セラピューティクス株式会社(東京都新宿区)への出資を発表した。
HIFU治療のイメージ
二人に一人ががんになると言われる時代となり、がんに対する新たな治療法が開発されてきたが、まだ治療法が限られている難治がんの一つが膵がん。早期発見が困難で、5年生存率が10%未満と他のがん種に比べて著しく低く、患者の7~8割が切除不能とされるがんで、新たな治療法の創出が期待されている。
ソニア社は、東京女子医科大学、東北大学、東京医科大学で築かれた技術と臨床的ノウハウを活かし、次世代型超音波ガイド下HIFU治療装置を開発。これから行われる膵がんの国内治験を通じて、HIFUによる新たな治療法の確立をめざしている。HIFU治療は、低侵襲のため体の負担が少なく、放射線被曝が無く繰り返し治療ができることから、がんに対する新たな治療法として期待される。
このほど、JA三井リースは、ソニア社の次世代型超音波ガイド下HIFU治療装置に着目し、ソニア社への出資を決めた。出資を機に、JA三井リースグループの持つファイナンス機能や営業ネットワークの提供など連携を加速し、ソニア社の事業の成長をサポートする。
JA三井リースは、グループ経営理念「Real Challenge, Real Change」で掲げる「より良い社会と未来」のためにサステナビリティ経営を推進。「技術革新による豊かな社会の実現に貢献」を含む5つのマテリアリティ(重要取組課題)を掲げ、先端技術を有するスタートアップ企業などへの出資や業務提携を通じたパートナーシップによる豊かな社会の実現をめざしている。
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