JA共済で優秀な成績収めたLA314人と12チーム表彰 JA共済連が全国表彰式2023年7月13日
JA共済連は7月12日、令和4年度JA共済優績ライフアドバイザー(LA)全国表彰式を東京都内で開いた。コロナ禍が収まりつつあるとはいえ、活動の制約が続く中、JA共済の普及拡大に努めて優秀な成績を収めた314人と、新設されたチーム表彰では12チームが表彰された。
450人余りが参加したJA共済優績ライフアドバイザー全国表彰式(東京都内で)
「LAの甲子園」ともいわれる全国表彰式は27回目で、450人余りが参加した。LAは、共済・金融などの専門的な知識を持ったコンサルタントとして、組合員・利用者のライフプランをサポートする「暮らしのアドバイザー」で、全国で約1万8000人が活動にあたっている。
表彰式でははじめに青江伯夫経営管理委員会会長が挨拶に立ち、「皆様方にご苦労いただいていることを承知しています。どうしたらJA共済が地域の皆さんをお守りになれるかを考えると、それはJA共済の原点にあり、すなわち組合員、利用者、そして地域の皆様の生命と財産を守り続けることにあります。もう1度原点に返りながら力を合わせていきましょう」と呼びかけた。
挨拶を述べる青江伯夫経営管理委員会会長
今回は140JAの314人が表彰されたほか、優績チーム表彰が新たに設けられ、7県の12チームが表彰された。「通算表彰」の受賞者は、5回が17人、10回が3人、15回が2人、20回が1人。特に優秀な成績を収めたLAが対象となる総合優績表彰は6人が受賞した。
表彰式では、各部門の代表者に青江会長から表彰状が手渡され、受賞者が感想などを述べた。通算表彰5回の北原幸恵さん(長野県・JAみなみ信州)は「母として何を優先すべきか悩んだ時期もありましたが、LA任命当時に小学2年だった娘を連れてこれてホッとしています。ご契約者とそのご家族が安心して暮らせるよう家族以上に寄り添う存在になりたいです」と述べた。
また、通算表彰20回を受賞した末永英紀さん(福島・JAふくしま未来)は、受賞のたびに喜んでくれた母と弟を交通事故で失った経験を語ったうえで、「何度もくじけそうになりましたが、心の中で生き続ける家族が応援してくれ、自分との気持ちの戦いにだけは絶対負けたくないと頑張ってきました」と声を振り絞るようにして語った。
総合優績表彰(共済専任以外)を受賞した飯田恒明さん(埼玉・JA越谷市)は「高い壁を越えてここに立てた喜びを感じています。原点に戻り先人が残してくれた財産をここにいる全員で次の世代につなげていけたら本当によいJA共済になっていくのでないかと思っています」と述べた。
決意表明では、若手で優績表彰を受賞した寺原巧麻さん(北海道・JA十勝清水町)が「まだ知識や経験も十分と言えない中、組合員・利用者のお役に立ちたい思いで日々活動を続けています。持ち前のフットワークの軽さを生かし、積極的な訪問活動で1人でも多くの方を笑顔にできるよう日々精進していきます」と力強く宣言した。
西沢耕一 経営管理委員会副会長
表彰式では最後に西沢耕一経営管理委員会副会長が閉会の挨拶に立ち、「JA共済を取り巻く環境は誠に厳しいですが、JA共済の原点に返って取り組むことが組合員の幸せにつながり、JAグループの発展につながります。受賞を励みに日々の取り組みをしっかりと継続し、全国のLAの模範となる取り組みを期待します」と言葉を送った。
重要な記事
最新の記事
-
新品種から商品開発まで 米の新規需要広げる挑戦 農研機構とグリコ栄養食品2025年5月1日
-
米の販売数量 前年比で86.3%で減少傾向 価格高騰の影響か 3月末2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(1)耕種的防除を併用【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
春夏野菜の病害虫防除 気候変動見逃さず(2)農薬の残効顧慮も【サステナ防除のすすめ2025】2025年5月1日
-
備蓄米 小売業へ2592t販売 3月末の6倍 農水省2025年5月1日
-
イモ掘り、イモ拾いモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第338回2025年5月1日
-
地元木材で「香りの授業」、広島県府中明郷学園で開催 セントマティック2025年5月1日
-
大分ハウスみかんの出荷が始まる 大分県柑橘販売強化対策協議会2025年5月1日
-
Webマガジン『街角のクリエイティブ』で尾道特集 尾道と、おのみち鮮魚店「尾道産 天然真鯛の炊き込みご飯」の魅力を発信 街クリ2025年5月1日
-
5月1日「新茶の日」に狭山茶の新芽を食べる「新茶ミルクカルボナーラ」 温泉道場2025年5月1日
-
「越後姫」食育出前授業を開催 JA全農にいがた2025年5月1日
-
日本の米育ち 平田牧場 三元豚の「まんまるポークナゲット」新登場 生活クラブ2025年5月1日
-
千葉県袖ケ浦市 令和7年度「田んぼの学校」と「農作業体験」実施2025年5月1日
-
次世代アグリ・フードテックを牽引 岩手・一関高専から初代「スーパーアグリクリエーター」誕生2025年5月1日
-
プロ農家が教える3日間 田植え体験希望者を募集福井県福井市2025年5月1日
-
フィリップ モリス ジャパンとRCF「あおもり三八農業未来プロジェクト」発足 農業振興を支援2025年5月1日
-
ビオラ「ピエナ」シリーズに2種の新色追加 サカタのタネ2025年5月1日
-
北限の茶処・新潟県村上市「新茶のお茶摘み体験」参加者募集2025年5月1日
-
「健康経営優良法人2025」初認定 全農ビジネスサポート2025年5月1日
-
「スポットワーク」活用 農業の担い手確保事業を開始 富山県2025年5月1日