岡山県矢掛町の秋の味覚を詰め込んだ第30回「JA共済マルシェ」に330余人が来場 JA共済連2023年9月27日
JA共済連は9月26日、全国から仕入れた旬の農産物を販売する「JA共済マルシェ」を開催した。第30回目となる今回は、岡山県矢掛町が積極的に取り組んでいるイタリア野菜をはじめ、町内にあるJA晴れの国岡山の旬の果物・野菜・加工品など約60品目1600点の即売会を行い、会場となったJA共済ビルの2階エントランスホールには行列ができた。
開会式の様子。挨拶する青江会長
開会式には、岡山県矢掛町が地元の青江伯夫会長と加藤勝信前官房長官が、山岡敦町長、JA晴れの国岡山の山部慎一専務と一緒に登壇し、テープカットを行った。主催者を代表して青江会長が挨拶に立ち「30回目の節目のイベントに私の地元の岡山県矢掛町の職員と町長が労してくれて、本当に嬉しい気持ちで一杯。岡山県はくだもの王国といわれている。その中でも特に自慢できる矢掛町産物を中心に岡山県の魅力ある食材を多数用意した。私たちJA共済連は、全国47都道府県の美味しいものをこのビルでこれからも紹介し続けていく」と語った。
矢掛町産の野菜やイタリア野菜プロジェクトの販売コーナー
矢掛町を含む地元選出の加藤前官房長官は、矢掛町がイタリア野菜プロジェクトに取り組み、古民家再生などの町づくりでイタリアの認証団体からアジア初となる「アルベルゴ・ディフーゾ」に認定されたことなどを紹介。山部専務は「県南から県北にかけてぶどう、なし、桃のリレー出荷で旬の果物をPRし、農福連携にも取り組んでいる」、山岡町長は「歴史の町でもある矢掛町に来て食材と香りを楽しんでもらいたい」とそれぞれ語った。
職場の同僚と来場したという女性のお目当ては旬のぶどうとイタリア野菜。ニューピオーネ、瀬戸ジャイアンツ、シャインマスカット、バターナッツかぼちゃなどを買い物かごに入れていた。すぐ売り切れてしまうので早めに順番待ちして無事買えたので安堵している様子だった。また、毎回チラシやポスターを見て来るという女性は、久しぶりの来場。職場の同僚とシェアするためシャインマスカットや野菜は3個ずつ購入した。「ここで買うシャインマスカットは間違いない」と太鼓判を押した。
ぶどうはシャインマスカットを何房も購入する来場者が多かった
JA共済ビルの近くには都道府県会館があり、奈良県東京事務所の永井聡所長はいつもマルシェに寄っているという。今回はシャインマスカットと、ジャムなど5200円分を購入した。「旬のぶどうは最高に美味しいのでこの時期に毎回来ている」と話し、全て果実で作ったジャムも美味しいと買い物かごに複数個入れていた。今回のマルシェでは、ブルベリー、ブラックベリー、マルベリー、イチゴ、桃のジャムなど品揃えも豊富だった。
会場では、JA共済マルシェの通年テーマである農福連携として、矢掛町の農福連携商品や中伊豆・別府リハビリテーションセンターの利用者が生産した「かぼす」や紙・布製製品なども紹介した。
次回の「JA共済マルシェ」は、10月19日に富山県、和歌山県の農産物を予定している。
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