10aあたり平年収量517kg 27年産2015年4月2日
農林水産省は3月31日、平成27年産水稲の10aあたり平年収量を決めた。
10aあたり平年収量はこれまで全国統一の基準として1.7ミリのふるい目幅で選別された玄米をもとに算出してきており、26年産は530kgだった。
これを27年産米からは、生産現場の実態をふまえ、各農業地域で多くの米生産者が使用しているふるい目幅で選別された玄米をもとに算出する方法に変更する。
過去5年間に生産者が使用したふるい目幅で選別された玄米の9割を占める目幅を基準とした。その結果、「北海道、東北、北陸」は1.85ミリ、「関東・東山、東海、近畿、中国、九州」は1.80ミリ、「四国、沖縄」は1.75ミリのふるい目幅を使用することになった。 この基準での27年産米の全国の平年収量は10aあたり517kgとなった。作柄の良否を表す作況指数はこの基準で算出される。
一方、収穫量としては加工用米など粒の大きさを重視しないものも含まれていることから現行どおり1.70ミリ幅で把握する。1.70ミリ幅の都道府県別10aあたり平年収量は北海道(+2kg)、山形県(+1kg)、福島県(+5kg)、茨城県(+2kg)、長崎県(+1kg)が前年産にくらべて引き上げ、佐賀県(▽3kg)が引き下げた。 全国の平年収量は531kgと前年より1kgの引き上げとなった。
(関連記事)
・食料自給率目標 カロリーベース45% 農水省が基本計画原案 (2015.03.19)
・食料自給力を指標化 新基本計画骨子示す 農水省 (2015.02.27)
・六次産業化・地産地消法に基づく事業計画103件を認定 農水省 (15.03.05)
・原発被災地の27年産米作付制限対象地域を決定 農水省 (15.03.05)
・ハンガリーからの家きん肉等輸入停止 農水省 (15.03.02)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】シロイチモジヨトウ 全道で多発に注意 北海道2025年8月25日
-
【JAの安心・安全な24年産米調査】25年産主食用 作付増加傾向(1)2025年8月25日
-
【JAの安心・安全な24年産米調査】25年産 飼料用米の作付け減少(2)2025年8月25日
-
【JAの安心・安全な24年産米調査】24年産で高温耐性品種の割合増える(3)2025年8月25日
-
水稲用除草剤「ノックアウト楽粒」の効果・作業性は? 2年連続導入の生産者に聞いた 北興化学工業2025年8月25日
-
【人事異動】JA全中(9月1日付)2025年8月25日
-
ひとめぼれの概算金2万8000円 「3000円台で安定供給」 全農いわて2025年8月25日
-
観光地の熱海再生に学ぶ 新たな事業創造の実践【JA全中教育部・ミライ共創プロジェクト】2025年8月25日
-
耕畜連携・資源循環ブランド「3‐R」6周年フェア 広島のみのりカフェで開催 JA全農2025年8月25日
-
特大野菜と岡山県産豚の"晴ればれバーガー"を期間限定販売 JA晴れの国岡山2025年8月25日
-
県のオリジナル新品種「桃太郎トマトシルク」をPR 天満屋ストアでイベント開催 JA晴れの国岡山2025年8月25日
-
【農と杜の独り言】第3回 コンテストが園芸博の特色 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年8月25日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」山梨県で大玉で濃厚な甘みの すもも「皇寿」を収穫 JAタウン2025年8月25日
-
【推しの子】コラボの福島県産もも 好評で追加注文受付開始 JAタウン2025年8月25日
-
北海道産牛乳・チーズを買って当てよう「Choose!&Cheese!キャンペーン」ホクレン2025年8月25日
-
ジャガイモシストセンチュウ類 新たな土壌検査法を開発・検査サービス開始 農研機構2025年8月25日
-
日本の農業技術をインドへ エムスクエア・ラボと共同事業開発契約を締結 誠和2025年8月25日
-
世界初スイッチ型分解ペーパーポット 持続可能な農業資材を開発 ニッテン2025年8月25日
-
化学工学会の粒子・流体プロセス部会主催国際シンポジウム「MMPE2025」に協賛 丸山製作所2025年8月25日
-
LED植物工場で「甘くて栄養価の高いミニトマト」安定生産に成功 東京大学2025年8月25日