米価問題「需給の改善しっかりと」-林農相2015年7月8日
林芳正農相は7月7日に定例会見で主食用米の価格について「需給の改善をしっかりやって適正な価格が形成されることが望ましい」と述べた。
JA全農は7月3日の自民党農業基本政策検討PTで27年産米の概算金設定について「目一杯の設定をめざす」と表明した。
これについて林農相は「概算金は集荷業者による商行為のなかで決定される。最終的に集荷業者の判断で決定されると認識している」と述べ「全農であれ、それ以外の方であれ、それぞれの商行為。われわれとして価値判断することではない」と話した。
ただ、自民党の議論では概算金が米価の指標的な性格を持つとの指摘があり、全農に対して再三にわたって昨年産より引き上げた概算金水準を生産者、市場に早期に示すよう求めてきた。
林農相は、全農の米取扱シェアが5割程度あることや、概算金を示す時期が収穫期前となることなどから「事実上の指標的な性格がやはりあると認識され、いろいろな意見が出るのだろうと思っている」としたうえで、「値段は需給で決まっていく。やはり需給の改善をしっかりやることによって適正な価格が形成されることが望ましい」と話した。
「われわれとしてはいろいろな施策をやって、需給の改善をしっかりやっていくことが本旨だ」と述べ農水省としても需給改善策を重視していることを改めて示した。
(関連記事)
・米価下落で過去最高の補てん ナラシ対策515億円 (15.06.08)
・飼料用米増産を 申請期限を7月末に延長 農水省 (15.06.01)
・飼料用米の生産費 5割減目標 農水省 (2015.05.13)
・米の小売価格5kg1824円 米の消費動向 (2015.05.12)
・主食用米需給、「締まる」見方増 米関係者の判断 (2015.05.08)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】とうもろこしにアワノメイガが多誘殺 早めの防除を 北海道2025年7月1日
-
【JA人事】JA伊勢(三重県) 新組合長に酒徳雅明氏(6月25日)2025年7月1日
-
JA全農「国産大豆商品発見コンテスト」開催 国産大豆を見つけて新商品をゲット2025年7月1日
-
コイン精米機が農業食料工学会「2025年度開発賞」を受賞 井関農機2025年7月1日
-
北海道産の生乳使用「Café au Laitカフェオレ」新発売 北海道乳業2025年7月1日
-
非常事態下に官民連携でコメ販売「金芽米」市民へ特別販売 大阪府泉大津市2025年7月1日
-
農作物を鳥被害から守る畑の番人「BICROP キラキラ鳥追いカイト鷹」新発売 コメリ2025年7月1日
-
鳥取県産きくらげの魅力発信「とっとりきくらげフェア」開催 日本きのこセンター2025年7月1日
-
鳥インフル 英国チェシャ―州など14州からの生きた家きん、家きん肉等 一時輸入停止措置を解除 農水省2025年7月1日
-
新潟県長岡市から産地直送 フルーツトマト「これトマ」直送開始 小海工房2025年7月1日
-
埼玉県毛呂山町、JAいるま野と包括連携協定を締結 東洋ライス2025年7月1日
-
空き家をキクラゲ栽培施設に リノベーション&借上げで運用開始 クールコネクト2025年7月1日
-
ハッピーターン「明太もちチーズもんじゃ風味」新登場 亀田製菓2025年7月1日
-
タイパ重視の消費者に新提案 高鮮度保持袋「枝豆キャンペーン」開催中 ベルグリーンワイズ2025年7月1日
-
2025年度研修No.3「メロンの植物工場栽培の可能性」開催 千葉大学植物工場研究会2025年7月1日
-
【人事異動】農畜産業振興機構(6月30日付)2025年7月1日
-
【人事異動】全国労働金庫協会(6月30日付)2025年7月1日
-
【注意報】ネギハモグリバエ・ネギアザミウマ 県下全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月30日
-
24年産米2.6万円に 有利販売に努め積み上げ JA茨城、異例の公表2025年6月30日
-
梅雨の晴れ間の「DZ作戦」で、猛暑下の畦畔除草を回避しましょう 北興化学工業2025年6月30日