西日本向けの水稲新品種「さとのつき」育成 農研機構2019年10月9日
農研機構は、10月8日、多収で米のアミロース含有率が低い水稲新品種「さとのつき」を育成したと発表した。
「ヒノヒカリ」と比較して、2割程度多収で、米のアミロース含有率は11%程度。多収性を活かし、業務用としての利用が期待される。
低アミロース米は、冷めても硬くなりにくい特徴があるため、チルド米飯やブレンド用など、業務用としての利用が期待されている。このため、農研機構は、業務用に適した、多収の低アミロース品種「さとのつき」を育成した。
「さとのつき」は、西日本の主力品種「ヒノヒカリ」より2割程度、西日本向けの低アミロース米品種の「姫ごのみ」より1割程度多収。また、「さとのつき」精米のアミロース含有率は約11%で、一般の食用品種より7%ほど低く、炊飯米の粘りが強く、柔らかい特徴がある。
また、「ヒノヒカリ」と比較すると、育成地(広島県福山市)では出穂期はほぼ同じで、成熟期は4日ほど遅く、"やや晩生"。また耐倒伏性が強く、縞葉枯(しまはがれ)病にも強い特徴がある。栽培適地は、西日本を中心とした地域。

重要な記事
最新の記事
-
【年末年始の生乳廃棄回避】20日から農水省緊急支援 Jミルク業界挙げ臨戦態勢2025年12月15日 -
高温時代の米つくり 『現代農業』が32年ぶりに巻頭イネつくり特集 基本から再生二期作、多年草化まで2025年12月15日 -
「食品関連企業の海外展開に関するセミナー」開催 近畿地方発の取組を紹介 農水省2025年12月15日 -
食品関連企業の海外展開に関するセミナー 1月に名古屋市で開催 農水省2025年12月15日 -
【サステナ防除のすすめ】スマート農業の活用法(中)ドローン"功罪"見極め2025年12月15日 -
「虹コン」がクリスマスライブ配信 電話出演や年賀状など特典盛りだくさん JAタウン2025年12月15日 -
「ぬまづ茶 年末年始セール」JAふじ伊豆」で開催中 JAタウン2025年12月15日 -
「JA全農チビリンピック2025」横浜市で開催 アンガールズも登場2025年12月15日 -
【地域を診る】地域の農業・農村は誰が担っているのか 25年農林業センサスの読み方 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年12月15日 -
山梨県の民俗芸能「一之瀬高橋の春駒」東京で1回限りの特別公演 農協観光2025年12月15日 -
迫り来るインド起点の世界食糧危機【森島 賢・正義派の農政論】2025年12月15日 -
「NARO生育・収量予測ツール」イチゴ対応品種を10品種に拡大 農研機構2025年12月15日 -
プロ農家向け一輪管理機「KSX3シリーズ」を新発売 操作性と安全性を向上した新モデル3機種を展開 井関農機2025年12月15日 -
飛翔昆虫、歩行昆虫の異物混入リスクを包括管理 新ブランド「AiPics」始動 日本農薬2025年12月15日 -
中型コンバインに直進アシスト仕様の新型機 井関農機2025年12月15日 -
大型コンバイン「HJシリーズ」の新型機 軽労化と使いやすさ、生産性を向上 井関農機2025年12月15日 -
女性活躍推進企業として「えるぼし認定 2段階目/2つ星」を取得 マルトモ2025年12月15日 -
農家がAIを「右腕」にするワークショップ 愛知県西尾市で開催 SHIFT AI2025年12月15日 -
鹿児島県「三島村フェア」開催 東京・日本橋で特産品を販売 離島百貨店2025年12月15日 -
三浦市・JA三浦市と開発「三浦大根を使った和風カレー」発売 石井食品2025年12月15日


































