中国産の供給不足で、米トレサ法を弾力運用 新型コロナ拡大で 農水省・消費者庁2020年3月10日
農水省は3月9日、中国における新型コロナウイルス感染症の拡大によって中国産輸入原材料の供給が不足していることを受け、消費者庁と連名で、容器または包装への産地情報の表示などについて、米トレーサビリティ法の規定を弾力的に運用することを関係機関に通知した。
この措置は、一般消費者に対し容器または包装への表示で、中国産である旨の産地情報の伝達を行っている商品について、中国産以外の原材料への切り替えを検討している食品関連事業者が容器包装の資材変更に即時対応できず生産が滞るなど、米穀などに関する適性かつ円滑な流通に支障が生じていることから、中国産との表記と実際に使用されている原材料の産地が違っている場合でも、一般消費者に対して、店舗などの内部での告知、社告、ウェブサイトの掲示などによりその商品の適正な産地についての情報が伝達されている場合に限り、米トレーサビリティ法第8条の規定を弾力的に運用するというもの。
なお、今回の運用は、米穀などに関する適性かつ円滑な流通を確保するために講じるものであって、一般消費者を欺瞞(ぎまん)するような悪質な違反に対しては、これまでどおり厳正な取り締まりを行う。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(150)-改正食料・農業・農村基本法(36)-2025年7月12日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(67)【防除学習帖】第306回2025年7月12日
-
農薬の正しい使い方(40)【今さら聞けない営農情報】第306回2025年7月12日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 茨城県2025年7月11日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月11日
-
【注意報】果樹に大型カメムシ類 果実被害多発のおそれ 北海道2025年7月11日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月11日
-
【注意報】おうとう褐色せん孔病 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】出会いの大切さ確信 共済事業部門・全国共済農協連静岡県本部会長 鈴木政成氏2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】農協運動 LAが原点 共済事業部門・千葉県・山武郡市農協常務 鈴木憲氏2025年7月11日
-
政府備蓄米 全農の出荷済数量 80%2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA加賀(石川) 道田肇氏(6/21就任) ふるさとの食と農を守る2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA新みやぎ(宮城) 小野寺克己氏(6/27就任) 米価急落防ぐのは国の責任2025年7月11日
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
【2025国際協同組合年】協同組合の父 賀川豊彦とSDGs 連続シンポ第4回第二部2025年7月11日
-
米で5年間の事前契約を導入したJA常総ひかり 令和7年産米の10%強、集荷も前年比10%増に JA全農が視察会2025年7月11日
-
旬の味求め メロン直売所大盛況 JA鶴岡2025年7月11日
-
腐植酸苦土肥料「アヅミン」、JAタウンで家庭菜園向け小袋サイズを販売開始 デンカ2025年7月11日
-
農業・漁業の人手不足解消へ 夏休み「一次産業 おてつたび特集」開始2025年7月11日
-
政府備蓄米 全国のホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」で12日から販売開始2025年7月11日