米の民間在庫量 前年比7万t増‐3月末2020年5月13日
農林水産省が5月12日に公表した「米に関するマンスリーレポート5月号」によると3月末の米の民間在庫量は前年同時期より7万t増となった。米価水準が下がるとの見方も業界にはあり動向を注視していく必要がありそうだ。

令和元年産の主食用米の生産量は726万tと前年産より▲7万tとなった。
これまでの販売動向をみると出来秋から年末にかけては前年を下回って推移していたが、年明けから前年並みとなった。ただし、新型コロナウイルス感染症の拡大にともなう外出自粛要請で3月の中食・外食向けの販売数量は前年同月比80%と減少した。その一方で小売事業者向けは同124%と増加し、全体では108%となっている。
しかし、こうしたなかでも3月末の民間在庫数量は234万tと前年同月より7万と多い状況になっている。 米穀機構が毎月調査している米の取引関係者の3月の判断は、向こう3か月の需給動向は前月より▲5ポイントの39、米価水準についても同▲5ポイントの39と需給が緩和し米価が下がるとの見方が増えている。
相対取引価格は1万5749円/60kg(税込み)で平成30年産にくらべてプラス61円程度で大きな変動はない。ただし、米の先物取引では下落傾向(新潟コシは4月限で1万5550円)で推移していることや、業界のなかで米価が低くなるとの見方もあるため今後の動向に注視していく必要がある。
重要な記事
最新の記事
-
【年末年始の生乳廃棄回避】20日から農水省緊急支援 Jミルク業界挙げ臨戦態勢2025年12月15日 -
高温時代の米つくり 『現代農業』が32年ぶりに巻頭イネつくり特集 基本から再生二期作、多年草化まで2025年12月15日 -
「食品関連企業の海外展開に関するセミナー」開催 近畿地方発の取組を紹介 農水省2025年12月15日 -
食品関連企業の海外展開に関するセミナー 1月に名古屋市で開催 農水省2025年12月15日 -
【サステナ防除のすすめ】スマート農業の活用法(中)ドローン"功罪"見極め2025年12月15日 -
「虹コン」がクリスマスライブ配信 電話出演や年賀状など特典盛りだくさん JAタウン2025年12月15日 -
「ぬまづ茶 年末年始セール」JAふじ伊豆」で開催中 JAタウン2025年12月15日 -
「JA全農チビリンピック2025」横浜市で開催 アンガールズも登場2025年12月15日 -
【地域を診る】地域の農業・農村は誰が担っているのか 25年農林業センサスの読み方 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年12月15日 -
山梨県の民俗芸能「一之瀬高橋の春駒」東京で1回限りの特別公演 農協観光2025年12月15日 -
迫り来るインド起点の世界食糧危機【森島 賢・正義派の農政論】2025年12月15日 -
「NARO生育・収量予測ツール」イチゴ対応品種を10品種に拡大 農研機構2025年12月15日 -
プロ農家向け一輪管理機「KSX3シリーズ」を新発売 操作性と安全性を向上した新モデル3機種を展開 井関農機2025年12月15日 -
飛翔昆虫、歩行昆虫の異物混入リスクを包括管理 新ブランド「AiPics」始動 日本農薬2025年12月15日 -
中型コンバインに直進アシスト仕様の新型機 井関農機2025年12月15日 -
大型コンバイン「HJシリーズ」の新型機 軽労化と使いやすさ、生産性を向上 井関農機2025年12月15日 -
女性活躍推進企業として「えるぼし認定 2段階目/2つ星」を取得 マルトモ2025年12月15日 -
農家がAIを「右腕」にするワークショップ 愛知県西尾市で開催 SHIFT AI2025年12月15日 -
鹿児島県「三島村フェア」開催 東京・日本橋で特産品を販売 離島百貨店2025年12月15日 -
三浦市・JA三浦市と開発「三浦大根を使った和風カレー」発売 石井食品2025年12月15日


































