前期比増収も大幅な減益に 全農パールライス元年度決算2020年7月1日
全農パールライス(株)の令和元年度決算事業概要が、6月28日に開催した株主総会で報告・承認された。
元年度決算は、売上高1184億2900万円(前期比109%)、営業利益1億円(同17%)、経常利益1億9300万円(同31%)、当期利益1億500万円(同27%)の増収大幅減益となった。
売上高は、全農との連携や九州での事業強化とともに、精米販売量を前年比6%拡大したことなどから前期を上回って推移。半面、仕入価格の上昇に伴う原価アップ、全国的な人手不足による人件費・物流費の高騰などで大幅な減益を余儀なくされた。
米を取り巻く情勢は、少子高齢化や生活様式の変化などで消費量減少が続いているが、生産面では需給が引き締まって推移した。ただ、消費者の節約志向や業務用米を中心とした競争激化で厳しい状況が続いた。
こうした中、九州北部でパールライス事業の再編に取り組み、令和元年10月には福岡・大分の2支店も設置し底上げを図った。さらに、経営理念である「国産米の販売を通じた日本の『食』と『農』への貢献」を具現化するため、産地との関係強化や積極的な営業展開、精米販売拡大などに注力した。
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