地震被災からの再起 青森・田子町のオーガニックにんにく農家がクラファン開始2026年1月21日
合同会社やまもと農産(青森県三戸郡田子町)は、2025年12月8日の青森県東方沖地震により被災した農業経営の立て直しを図るため、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で支援プロジェクトを開始。目標金額100万円の支援を1月31日まで募っている。
青森県田子町は全国的に評価の高いにんにくの産地。2025年12月8日23時15分頃に発生した青森県東方沖を震源とするマグニチュード7.5の地震では、八戸市で震度6強を記録し、田子町では地震の揺れにより町で管理するにんにく専用CA冷蔵庫が故障する被害が発生した。
この冷蔵庫は町内のにんにく農家が共同で利用する重要な設備で、地震の影響で冷蔵庫内に積み上げられていたにんにくのケースが落下し、自動搬送装置の一部が破損。その結果、出荷が最も集中する時期にもかかわらず、収穫したにんにくの入出庫ができない状態となった。
やまもと農産は2014年から有機栽培に本格的に取り組み始め、2021年には有機JAS認証を取得。自然に近い環境で、農薬や化学肥料に頼らない栽培方法で、にんにくをはじめ、にんじんや大根などの野菜を育てている。同社の山本律夫代表は、「にんにくは栽培が難しく、手間も時間もかかる作物。それでも、自然の力を引き出し、土と向き合いながら育てることが、本当に納得できる農業につながると信じ、試行錯誤を重ねてきた」と話す。
今回の地震による出荷停止は、次期作付けや栽培継続への懸念につながるらめ、同社は「このままでは、次の作付けや栽培を続けることが難しくなる」という危機感から、クラウドファンディングを開始。山本代表は「皆さまのご支援は、その営みを止めず、未来へとつなぐ大きな力になります」と支援を呼びかけている。
支援者には、地震の影響で冷蔵庫に入庫できなかったために芽や根が成長してしまった「訳あり」のオーガニックにんにくや、自然農法で栽培した有機大根を使った切り干し大根などをリターンとして用意。支援金額は3000円から10万円までの8種類から選べる。
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