近畿大農学部と共同開発「金賞健康米」大阪府学校給食に採択 幸南食糧2022年11月30日
米穀メーカーの幸南食糧(大阪府松原市)と近畿大学農学部(奈良県奈良市)が共同研究開発した「金賞健康米」が、大阪府学校給食会が管轄する大阪府学校給食(特別支援学校)に採択された。
北海道ゆめぴりか(5kg)の「金賞健康米」
「金賞健康米」は、ビタミンやミネラルなどの機能性成分を含む糠層や胚芽を少し残して「玄米」と「白米」の中間程度まで精米したもので、「玄米」が持つ体や健康への有用性と「白米」が持つ美味しさの両方を兼ね備えている。胚芽の残存率を高める精米方法で精米されており、ビタミンB1やビタミンEなどの含有量が従来の精米法による白米より高い。また、イメージング質量分析(MALDI-IMS)の手法を用いてデータを可視化したところ、抗酸化ビタミンであるビタミンE(α-トコフェノール)は、従来の精米法では胚盤にわずかだが、「金賞健康米」では残存する胚芽がはっきりと確認できた。
また、同一原料米の精米歩合の異なる米として玄米、金賞健康米、白米を炊飯し食味を比較し、"食味が変わらない"精米であることをクリアできているか大学生の男女をモニターに検証したところ、玄米は顕著に食味が異なるが、金賞健康米は従来の白米とほぼ同じ評価となった。
「金賞健康米」は、12月から府内の学校給食で利用され、年間150トンの取り扱いを予定している。
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