オリゼと坂ノ途中 余剰米をアップサイクルした米麹を共同開発2024年3月5日
日本の伝統発酵技術を用いて社会課題解決を目指す株式会社オリゼは、株式会社坂ノ途中と連携し、余剰米を生み出さないためにアップサイクルした米麹「坂ノ途中の乾燥米糀」を共同開発。同商品は、坂ノ途中Onlineshopで3月4日から数量限定で販売されている。
余剰米をアップサイクルした米麹「坂ノ途中の乾燥米糀」
今回の共同開発は、オリゼと坂ノ途中が米の消費量が減少傾向にある現状を踏まえ、日本の農業における「余剰米」の課題解決に向けて米の需要喚起を促す一案として、米に新たな価値を与えるアップサイクルの取り組みとして行われた。
日本国内の人口減少や食習慣の変化を背景に、米の生産者や卸業者では生活者の需要量を越えた米が余ってしまう「余剰米」が発生している。余剰米となった米は翌年の新米が出回り始めると「古米」と呼ばれ、新米と比べて販売価格が低下し、米の卸業者や販売事業者の利益減少に繋がる。翌年の取引や買付量にマイナスの影響を与え、米の需要減少とあわせて余剰米や古米は米産業にとって課題となっている。
オリゼは、発酵技術を活用して社会課題を解決することを目指すスタートアップ企業。日本が誇る発酵技術である「麹」を活用した製品を企画・製造・販売している。また、化学合成農薬や化学肥料に頼らずに栽培された米を販売する坂ノ途中は、時期によって余剰米が発生し、ディスカウントや社員食堂での利用を行うことで食品ロスの防止に努めてきた。両社は、米に新たな価値を付与することで、アップサイクルを通じた新たな需要を喚起しようと、オリゼの発酵技術を活用した「坂ノ途中の乾燥米糀」を開発した。「坂ノ途中の乾燥米糀 」(500g)は、1480円(税込)。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日 -
GREEN×EXPO 2027の「日本政府苑」協賛を募集 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月26日 -
初の殿堂入り生産者誕生 産直アプリ「ポケットマルシェ」2025年生産者ランキングを発表2025年12月26日 -
災害時の食の備えを支援 新サイト「食の備え BOSAI」公開 コープこうべ2025年12月26日 -
直営7工場で2026年元日一斉休業を実施「働き方改革」を推進 サラダクラブ2025年12月26日


































