米価の見通し「高くなる」判断 過去最高を更新「77」 米穀機構2025年2月10日
米穀機構は2月7日、1月分の米取引関係者の判断に関する調査結果を公表した。
主食用米の需給についての現状判断DI値は「87」で前月から2ポイント増加した。需給が締まっているとの見方がさらに強まった。87は過去2番目の数値で過去最高は2024年8月調査の89となっている。
一方、向こう3か月の見通し判断DI値は「82」で前月から2ポイント増え2か月連続で過去最高を更新した。需給についての現状判断、見通し判断とも「やや増加」となり、需給が締まるという見方がさらに強まっている。
一方、米価水準についての現状判断DI値は「92」。前月と同数値で過去最高が続く。「高い」という判断が強まったままだ。
また、向こう3か月見通し判断DI値は「77」で前月より1ポイント増え過去最高を更新した。米価は高くなるという判断が強まっている。
米穀機構が毎月公表するこの調査で示される4つのDI値のうち2つで過去最高を更新するなど、とくに向こう3か月の需給について締まる見方が強まり、米価もさらに上昇する見方が強まったといえる。
主食用米の在庫量については前年同月との比較では生産者は「36」で前月より1ポイント増えた。集出荷業者は「24」で同2ポイント減、卸業者は「36」で2ポイント減、小売業者は「32」で5ポイント減と在庫量が昨年より「少ない」との見方が川下ほど強まっている。
前年とくらべた来月の在庫量については、卸業者は3ポイント減の「31」、小売業者は7ポイント減の「25」と「少なくなる」との見方が強まっている。
農水省は政府備蓄米を買い戻しを条件として売り渡す方針を固め2月14日にも売り渡し数量と価格水準を明らかにする予定だ。米取引関係者の判断にどう影響するか、注目される。
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(3)病気や環境幅広く クリニック西日本分室 小川哲郎さん2025年9月18日
-
【石破首相退陣に思う】米増産は評価 国のテコ入れで農業守れ 参政党代表 神谷宗幣参議院議員2025年9月18日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】協同組合は生産者と消費者と国民全体を守る~農協人は原点に立ち返って踏ん張ろう2025年9月18日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農みやぎが追加払い オファーに応え集荷するため2025年9月18日
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
秋の交通安全キャンペーンを開始 FANTASTICS 八木勇征さん主演の新CM放映 特設サイトも公開 JA共済連2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
農家向け生成AI活用支援サービス「農業AI顧問」提供開始 農情人2025年9月18日
-
段ボール、堆肥、苗で不耕起栽培「ノーディグ菜園」を普及 日本ノーディグ協会2025年9月18日
-
深作農園「日本でいちばん大切にしたい会社」で「審査委員会特別賞」受賞2025年9月18日
-
果実のフードロス削減と農家支援「キリン 氷結mottainai キウイのたまご」セブン‐イレブン限定で新発売2025年9月18日
-
グローバル・インフラ・マネジメントからシリーズB資金調達 AGRIST2025年9月18日
-
利用者が講師に オンラインで「手前みそお披露目会」開催 パルシステム東京2025年9月18日
-
福島県に「コメリハード&グリーン船引店」10月1日に新規開店2025年9月18日