鳥インフル防疫で一斉消毒と48時間の移動停止命令 韓国2016年11月28日
農水省は11月17日、16日に韓国家畜衛生当局が同国の全羅南道海南部の採卵鶏飼養農場で高病原性鳥インフルエンザの疑いのある事例を公表していたことをまとめた。さらに11月25日から27日の48時間、韓国農林畜産食品部は同国の家きん関係者、車両、物品の一時的な移動停止命令を発令、一斉消毒と連携して実施された。
韓国農林畜産食品部(キム・ジェス長官)は11月23日のAI危機警報「警戒」の発令と24日の家畜防疫審議会の審議結果に基づき、48時間の一時的な移動停止命令を発令した。
対象は国の動物防疫統合システムに登録された8万9000か所で、移動停止期間中は中央合同点検班が農場の関連施設などが適正に履行しているか確かめた。全国家きん農場や家きん関連施設の一斉消毒と連携して実施された。
日本への輸入は平成22年10月18日付で停止しており、以降輸入はない。
移動停止命令の具体的な関連施設や関連者は次の通り。
1 家きん農場:鶏、あひる、うずらなどの家きん農場
2 畜産関連従事者:臨床獣医師、輸入商、仲買人、家畜糞尿業者など
3 畜産関連施設:食鳥処理場、飼料工場、飼料ダンプ、など
消毒要領は次の通り。
1 家きん農場(ガーデン型農場を含む):所有車両を農場に駐車して移動を停止した後、車両内・外部の洗浄・消毒及び農場内・外部消毒を実施
2 畜産関連従事者:所有車両をオフィスや家庭に駐車して移動を停止した後、車両内・外部の洗浄・消毒を実施
3 畜産関連施設:畜産関連車両は一時的な移動停止命令発令前に作業場に移動、車両内・外部の消毒及び関連施設全体の徹底的な消毒を実施
(写真)11月16日現在の韓国の高原病性鳥インフルエンザの状況
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