酪農乳業基盤強化へ特別対策実施2017年3月3日
Jミルク臨時総会
(一社)Jミルクは3月2日の臨時総会で29年度事業計画を決めた。乳用牛の輸入など酪農乳業産業基盤強化特別対策事業を3年間実施する。
Jミルクは昨年9月の理事会で、乳業メーカーの財源拠出で酪農生産者の生産基盤強化の取り組みを支援する特別対策事業の実施を決めた。乳用牛の輸入と生産増産対策に総合的に取り組む。
Jミルクによれば乳用牛は年間1万頭減少しており、いっそうの生乳生産減少の恐れがあるが、酪農セクターが肉用子牛生産の役割を担う構造になっている。
こうしたなか酪農乳業の継続的発展のためには、需要に見合った生乳生産を担う後継牛確保が不可欠で、生乳生産を回復させるには既存の乳牛の効率的な活用、生産性の向上が課題となっている。
同時に緊急的に海外から乳用雌牛を輸入・供給することも必要と判断した。近年は豪州から300~700頭輸入している程度で初年度は輸入体制の構築に時間がかかる可能性もある。
そのため後継牛の自家生産、繁殖成績向上、供用年数の延長の取り組みに対して酪農家を独自財源で支援する。
乳用牛育成専門経営への支援や、優良乳用種精液、性判別乳用種受精卵への助成、乳房炎防除のための機器点検などへの助成などを検討しており、3月中に助成水準と内容を決める。
また、Jミルクとしては、国内外の需給に関わる酪農乳業間の情報共有化、政府・生産者・乳業者が連携して需給管理するための基本的ルールも検討していく。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(113) -みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(23)2024年10月12日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(30)【防除学習帖】第269回2024年10月12日
-
農薬の正しい使い方(3)【今さら聞けない営農情報】第269回2024年10月12日
-
女性の農園経営者【イタリア通信】2024年10月12日
-
JA全農あきた 24年産米の仮渡金(JA概算金)、追加で2000円引き上げ 収量減に対応2024年10月11日
-
農場へのウイルス侵入防止強化へ 衛生管理徹底を 鳥インフルエンザ対策2024年10月11日
-
(405)寄付【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年10月11日
-
外国産農産物の調達 価格面で「懸念あり」円安も影響 食品産業対象調査 日本公庫2024年10月11日
-
JA全農みやぎ 24年産米の仮渡金(JA概算金)、3品種で3000円引き上げ 集荷力強化2024年10月11日
-
冬の床冷え対策に「くらしと生協」人気の「アルミシート入りラグ」に新商品登場2024年10月11日
-
大阪産「夢シルク」のさつまいもあんぱん新発売 クックハウス2024年10月11日
-
障がい者が活躍を応援「エイブル・アートSDGsプロジェクト」開催 近畿ろうきん2024年10月11日
-
「第11回豆乳レシピ甲子園」2200件の応募から最優秀賞を決定 日本豆乳協会2024年10月11日
-
サヤインゲン目揃い会で出荷規格確認 JA鶴岡2024年10月11日
-
くん煙剤やナブ乳剤を展示 「第14回農業WEEK」に出展 日本曹達2024年10月11日
-
和の技と肉の魅力を融合 新感覚「肉おせち(二段重)」数量限定発売 小川畜産食品2024年10月11日
-
青森県産青りんご「王林」使用「J-CRAFT TRIP 王林サワー」再発売 三菱食品2024年10月11日
-
持続可能な農食産業発展へ 名大と「未来作物ラボ」開講 グランドグリーン2024年10月11日
-
山形県のブランド米「つや姫」使用の乾麺「つや姫麺」新発売 城北麺工2024年10月11日
-
茨城県産レタス使用「モスの産直レタス祭り」茨城県で開催 モスバーガー2024年10月11日