脱脂粉乳在庫対策継続 Jミルク2023年3月17日
Jミルクは実施している脱脂粉乳の過剰在庫対策事業を、2024年3月末まで延長する。当初は23年9月までの予定だったが、脱脂粉乳のだぶつきが解消されないと見通したための措置で、生産者と乳業会社などによる基金を活用する。3月15日に明らかにした。
延長は、乳価引き上げなどで消費減退が予想され、在庫積み増しのリスクがあるとの判断からだ。Jミルクでは「生乳の需給安定を目指すには脱脂粉乳の削減が欠かせない」としている。
同事業は「酪農乳業乳製品在庫調整特別対策事業」して、22年4月から始まった。
21(令和3)年度末約10万1818トンの脱脂粉乳の在庫量をコロナ禍前の約7万5000トンに削減することを目指していた。
対策の効果もあり、23年1月末の在庫量は8万トンレベルまで下がったが、Jミルクによると23年度末の脱脂粉乳の在庫量は約10万8000トンとなる見込みから、事業を継続する。
同事業は、生産者と乳業者などが拠出した約40億円規模の基金などを使い、脱脂粉乳を飼料用に転用し販売する際などの事業に助成金を出すような形で、在庫減を図ってきた。
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