鶏卵生産のCO2排出量削減へ 農林中金、アスエネと取り組み開始 八千代ポートリー2023年9月22日
八千代ポートリー(神奈川県横浜市)は、アスエネと農林中央金庫の支援を受けて、アスエネが運営するCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」を導入し、鶏卵生産とサプライチェーン全体におけるCO2排出量削減に向けて取り組みを始めた。
取り組み内容
農林水産分野におけるCO2の排出量は、世界全体の4分の1を占めるといわれ、国際的な気候変動イニシアチブ「SBTi」によるSBT認定を取得する民間企業・団体などからは、生産・加工・流通・消費の食農サプライチェーン全体におけるCO2排出量削減に強い関心が寄せられている。また、鶏卵業界では、食料の供給だけではなく、農業や環境の側面からも豊かな生活を送れるよう、持続可能な社会の実現を目指した取り組みが行われている。
八千代ポートリーは、ひよこの育雛・育成、鶏卵の生産・販売、鶏糞肥料の製造・販売までグループ一貫して行っている事業すべてが、恵まれた自然環境から生み出されていることから、自然とともに歩むことで「鶏卵事業」は成り立つと考えており、サプライチェーン全体におけるCO2排出量の見える化・削減に取り組む。
農林中金とアスエネとしては、鶏卵を生産・販売する経営体へのCO2排出量の見える化・削減に対する支援は初の取り組みとなる。
この取り組みでは、アスエネのCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」を利用し、CO2排出量の見える化を実施。また、農林中央金庫は脱炭素経営に向けた事業戦略立案のための情報提供と必要な助言を行う。
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