【農協人文化賞】農協運動リードする15氏を表彰2013年6月21日
「農協運動の運動の仲間達が贈る 第35回農協人文化賞」の表彰式と記念シンポジウム、パーティは6月17日、東京都内(大手町・東京會舘)で開催された。 今回は震災復興特別賞を新設し8部門15氏を表彰した。表彰式、記念パーティなどには大勢の"仲間"が集い、受賞者の功績を讃えた。

(写真)
(前列左から)羽田正治氏、熊谷健一氏、齋田一除氏、堀川千秋氏、今村奈良臣氏(選考委員会委員長)、佐藤喜作氏(農協協会会長)、井上幸雄氏、海野フミ子氏、北潮子氏、遠山建治氏、(後列左から)須藤正敏氏、高橋専太郎氏、高野秀策氏、河合勝正氏、早川富博氏、服部武氏、中出篤伸氏
◆実践をテキストに
農協人文化賞は昭和53年に創設。受賞者数は今回でのべ356名となった。
表彰式で佐藤喜作会長は「農協人文化賞は農協法公布30年を記念し農協運動の隠れた功績者を表彰する事業として始まり今回で35回を迎えた。5年前からは「農協運動の仲間たちが贈る」賞として中身を充実させてきた。今回の15名の受賞者に敬意を表したい。それぞれのすばらしい実践は私たちのテキスト。みなさんとともに学びたい」とあいさつした。 今村奈良臣選考委員長は「35回目という節目の年という意義あるときに、震災復興特別賞も新設。15人の立派な方々を表彰することができ、選考委員ともども喜んでいる」と述べ、受賞者それぞれに表彰状と楯、副賞を贈った。
その後、来賓のJA全国連役員が祝辞を述べた。
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受賞者には今村委員長から表彰状、楯、副賞が贈られた
【来賓のあいさつ】
谷口肇・JA全中常務理事
受賞者は、各部門で優れた実績と指導力を発揮し地域のリーダーとして多大な貢献をされてきた農協人。さらに震災復興特別賞が設けられたことは被災地のみなさんを勇気づけ意義深い。東日本大震災から2年3か月が経過したが、被災地ではいまだ営農・生活の再建に目途が立たない組合員、故郷に帰ることができない方が多い。改めてお見舞いを申し上げるとともに、受賞されたJA仙台の高野組合長に敬意を表する。
TPP問題では7月下旬に正式に参加することにしている。国民の多くの方、とりわけ農業者は将来の営農・生活に大きな不安を抱えている。JAグループにとっては参議院の国政選挙が終了するや否やの参加交渉に不気味なものを感じざる得ない。TPPは例外なき関税撤廃を前提とするものであって、わが国の農業に壊滅的な打撃を与え国民の食と暮らし、命に関わる大切な制度を変えてしまいかねない異質な協定である。引き続き徹底した運動を展開していく。 今こそJA役職員が組織の結集力をさらに強め成果を出していかなければならない。
吉永正信・JA全農専務理事
受賞者は農協運動のリーダーとして、受賞した部門はもちろんあらゆる協同組合運動の分野において立派な功績を残されている。後輩として改めて勉強しさらにJAグループの農協運動を高めていきたい。
経済事業は、元気な産地づくりをテーマに県域ごとの生産振興と営農支援、国産農畜産物の販売力強化、輸出も含めた海外事業の強化と被災地復興の継続的支援を柱としている。経済事業部門で受賞された羽田宮崎経済連会長は全農副会長時に、全農らしい機能の発揮を言われ、海外事業の展開や大都市住民にへの国産農産物の販売力などに努力するよう指示された。
受賞者のみなさんは今後もそれぞれの分野の第一線で活躍されることと思う。さらに一層の叱咤激励の言葉をいただき、よりよいJAグループをつくっていく努力をしていきたい。
飯田英章・農林中央金庫専務理事
受賞者は長年にわたり農協組織の中核的存在として活躍されてきた。お祝いと敬意を表します。
信用部門受賞者のJAいずもの井上常務は組合員とのふれあいを重視するという事業姿勢で顧客への相談対応、取り次ぎ対応を重視したふれあい店舗の設置や出向く体制を構築され、地域密着型の信用事業にリーダシップを発揮されている。JA愛知東の河合組合長は移動店舗車の導入による利便性向上など利用者の目線に立った企画を多数開発されている。他部門の受賞者みなさまもJAや県域といった枠組みを超え、系統組織全体の発展に大変な貢献をされており、厚く御礼を申し上げるとともに、今後の活躍を期待したい。

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表彰式にも多くの人がかけつけた。
(関連記事)
・【第35回農協人文化賞】シンポジウム (2013.06.21)
・【第35回農協人文化賞】記念パーティ なごやかに記念パーティ(2013.06.21)
・第35回農協人文化賞 表彰者決定(2013.04.27)
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