「JAしまね」誕生へ 合併予備契約を締結2014年3月11日
27年3月誕生めざし
「1県1JA」をめざす島根県JAグループ統合推進協議会は3月9日、松江市玉湯町のホテル玉泉で合併予備契約調印式を行った。県内11JAの組合長のほか、契約立合人の県や市長会、町村会の関係者など約130人が出席した。3月23日に全JA一斉に合併臨時総代会を開き、その承認を得て平成27年3月1日、「島根県農業協同組合」誕生をめざす。

合併予備契約調印式であいさつした萬代宣雄会長は、「将来にわたって島根の農業・農村を守り、さらなる活性化と組合員へのサービス向上、そして地域社会に貢献できるJAを作り上げ、後の世代から『先輩たちがよい決断をしてくれた』と言ってもらえるようにすることが、今の我々に与えられた使命だ」と、合併に向けた決意を述べた。
島根県JAグループの「1県1JA」構想は平成17年の県農協系統組織整備委員会の答申から始まる。背景には人口の減少や少子高齢化、農家・耕作地の減少など、将来的に農業・地域・JAの基盤を揺るがしかねない状況がある。このため、体力のあるうちに県内JAグループの人材や資金・施設などの経営資源を集中し、高度・効率的運用によって経営基盤の充実・強化を図ろうというもの。
27年3月1日合併(当日が日曜日のため登記は3月2日)で誕生する新農協は名称「島根県農業協同組合」(愛称「JAしまね」)で松江市に本店を置き、各農協単位に地区本部を配し地区本部別に損益管理する。理事(定員)は60人以上67人以下。総代は1000人。なお、「JAしまね」が誕生すると「1県1JA」は、奈良、香川、沖縄県に次いで全国で4番目になる。
(写真)
平成27年3月の「1県1JA」をめざし予備契約調印式に臨む萬代会長(中央)と11JA組合長ら
(関連記事)
・【しまね協同のつばさ】中国研修で連帯感強める(2014.02.10)
・【インタビュー】JAおきなわ代表理事理事長・砂川博紀氏に聞く(2013.11.12)
・1JA構想に向け研究 JAグループ高知(2012.11.29)
・【人づくり・組織づくり・地域づくり】 人づくり最前線―JA島根ユースカレッジ 次代へつなぐ協同を創る人材を育成(2012.10.04)
・【新中央会会長に聞く】全国の模範になる1JA構想を実現 萬代宣雄氏(JA島根中央会)(2010.08.19)
重要な記事
最新の記事
-
全農 備蓄米 出荷済み16万5000t 進度率56%2025年6月16日
-
「農村破壊の政治、転換を」 新潟で「百姓一揆」デモ 雨ついて農家ら220人2025年6月16日
-
つながる!消費者と生産者 7月21日、浜松で「令和の百姓一揆」 トラクターで行進2025年6月16日
-
【人事異動】農水省(6月16日付)2025年6月16日
-
3-R循環野菜、広島県産野菜のマルシェでプレゼント 第3回ひろしまの旬を楽しむ野菜市~ベジミル測定~ JA全農ひろしま2025年6月16日
-
秋田県産青果物をPRする令和7年度「あきたフレッシュ大使」3人が決定 JA全農あきた2025年6月16日
-
JA全農ひろしまと広島大学の共同研究 田植え直後のメタンガス排出量調査を実施2025年6月16日
-
生協ひろしま×JA全農ひろしま 協働の米づくり活動、三原市高坂町で田植え2025年6月16日
-
JA職員のフードドライブ活動で(一社)フードバンクあきたに寄贈 JA全農あきた2025年6月16日
-
【地域を診る】「平成の大合併」の傷跡深く 過疎化進み自治体弱体化 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年6月16日
-
いちじく「博多とよみつひめ」特別価格で予約受付中 JAタウン2025年6月16日
-
日本生協連とコープ共済連がともに初の女性トップ、新井新会長と笹川新理事長を選任2025年6月16日
-
【役員人事】日本コープ共済生活協同組合連合会 新理事長に笹川博子氏(6月13日付)2025年6月16日
-
農業分野で世界初のJCMクレジット発行へ前進 ヤンマー2025年6月16日
-
(一社)日本植物防疫協会 第14回総会開く2025年6月16日
-
農業にインパクト投資を アンドパブリックと実証実験で提携 AGRIST2025年6月16日
-
鳥取・道の駅ほうじょう「2025大大大スイカフェスティバル」22日まで開催中2025年6月16日
-
食と農のサステナブルを可視化&価値化「SPS研究会」発足2025年6月16日
-
山形県鶴岡市ふるさと納税返礼品に「つや姫」(無洗米5kg)ふるさとチョイス限定で提供2025年6月16日
-
北海道乳業「ごろん半分こ 山形県産ラ・フランスとヨーグルト」 ローソンで先行発売2025年6月16日