買って熊本農業の支援を 東京・大手町のJAビルでPR2016年5月12日
東京・大手町のJAビル内の農業・農村ギャラリーミノーレは5月12日、「がまだせ!熊本!まるしぇ」のイベントを行った。JA全中が熊本地震で被害を被った熊本の農業を支援し、元気づけようというもので、スイカやメロン、トマトなどの青果物を中心にデコポンゼリーや干しいもなどの加工品をPRした。「がまだせ」は熊本の方言で「元気出せ」の意味。イベントは13日まで。
熊本県の農産物は今、スイカ、メロン、トマトなどが出荷のピーク。「まるしぇ」の会場は午前11時から、客で賑わい、JAかみましきの小玉スイカなど、昼休みには売り切れる品物もでるほどの盛況だった。
JA熊本経済連東京事務所の小島裕二所長は「昨年も開いたが、今回は桁違いのお客さんで驚いている。地震から1か月たち、青果物の出荷は通常に戻っているが、田植えのできないところも多く、農家の落胆は大きい。熊本県産を買って食べていただくことが、ストレートに所得につながり、農家を元気づけることになる」と訴える。
会場を訪れたJA全中の奥野長衛会長は「現地を見たが、悲惨な状況にある。農家はつかれており、農産物が出荷できるか心配し、全国のJAやJA全国組織からも職員を派遣して支援している。熊本の農産物をしっかり食べて応援してほしい」と呼び掛けた。
(写真)来客で賑わう「がまだせ熊本」のイベント(東京・大手町のJAビル)、まるしぇを訪れた奥野JA全中会長、まるしぇで並ぶ熊本の農産物
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