キュウリ多収実証施設「ゆめファーム」 来年9月稼働 全農2018年12月13日
・全農・佐賀市・JAさがが連携協定
JA全農は12月12日、平成31年9月稼働予定の、キュウリ大規模多収栽培実証施設「ゆめファーム全農SAGA」について、佐賀市およびJAさがと包括連携協定を結んだ。
佐賀市の清掃工場の廃熱蒸気を使い、ロックウールを培地とした養液・ハイワイヤー栽培と慣行栽培と比較する。またオランダ等の海外メーカー製の設備・機器を導入し、日本での有効性やコストを総合的に検証する施設となる。
この施設は、施設面積約1haで、場所は佐賀市高木瀬町の佐賀市清掃工場隣接地。ダッチライト型鉄骨ハウス(軒高5m)で、土耕区(摘心誘引仕立て)47a、養液区(ハイワーヤー仕立て+ロックウール養液栽培)47a。土耕区で10a45t、養液区で同50tの収量をめざす。JA全農、佐賀市およびJAさがが相互に連携し、このプロジェクトで得られた生産技術の普及や担い手農業者の確保・人材育成を通じて地域および国内農業の振興を図る。
JA全農は平成26年から栃木県でトマト栽培施設(32a)「ゆめファーム全農とちぎ」で、過去4作で平均40t(10a当たり)を達成し、普及段階にある。また29年には高知県で「ゆめファーム全農NEXTこうち」でナスの実証栽培を始め、1ha規模で国内最高の30t収量をめざして取り組んでいる。
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