日本の協同組合「力強い」-グアルコICA会長2019年7月31日
国際協同組合同盟(ICA)のアリエル・グアルコ会長が来日し7月31日にJA全中の中家徹会長を表敬訪問するともに、日本のICA会員13団体の代表と懇談した。
懇談会でJA全中の中家徹会長は、日本各地で協同組合が組合員のニーズと願いを実現する活動に取り組んでいることや、持続可能な社会づくりのため分野の異なる協同組合が連携するため、昨年4月にJCA(日本協同組合連携機構)を設立したことを紹介し、「現場の協同組合からのICAへの期待は大きい。国際的な協同組合の交流、世界的な協同組合運動の方針策定などはICAがあってこそできる。世界の協同組合運動の旗振り役として引き続き期待している」などとあいさつした。
グアルコ会長は「本当にさまざまな協同組合運動が集まっていて非常な力強さを感じている」と述べるとともに、「日本の協同組合の活動は何十年にもわたって模範的に展開されてきたと理解している。今回の訪問を通じて知見をより深め、それを他の国の人々にも伝えていきたい」などと話した。
アリエル・グアルコ会長はアルゼンチンのブエノスアイレス州出身で50歳。地元であるコロネル・プリングルス市電力協同組合の職員を20年以上務めた後、2007年に組合長に就任した。2011年にはアルゼンチン協同組合連合会の会長にも就任。ICA会長には2017年のクアラルンプール総会で選出された。任期は2021年まで。
今回の来日は各国における協同組合運動や活動状況の情報収集、会員団体との懇談などが目的でJAグループのほか生協なども訪問する。
(写真)グアルコICA会長(前列中央)との懇談会に出席したICA会員13団体の代表者。出席団体はJA全中、JA全農、JA共済連、農林中央金庫、(一社)家の光協会、(株)日本農業新聞、日本生協連、全国労働者共済生活協同組合連合会、日本労働者協同組合連合会、(一社)全国労働金庫協会、日本コープ共済生活協同組合連合会、(一社)日本共済協会、(一社)日本協同組合連携機構
(関連記事)
・【JCA週報】ICA世界協同組合モニター2018年版(和訳)を公開(19.7.29)
・「人間らしい仕事」を SDGsと目指すは同じ 国際協同組合デー記念集会(19.7.10)
重要な記事
最新の記事
-
集落営農「くまけん」逝く 農協協会副会長・熊谷健一氏を偲んで2025年10月21日
-
11月29日はノウフクの日「もっともっとノウフク2025」全国で農福連携イベント開催 農水省2025年10月21日
-
福井のお米「いちほまれ」など約80商品 11月末まで送料負担なし JAタウン2025年10月21日
-
上品な香りの福島県産シャインマスカット 100箱限定で販売 JAタウン2025年10月21日
-
「土のあるところ」都市農業シンポジウム 府中市で開催 JAマインズ2025年10月21日
-
コンセプト農機、コンセプトフォイリングセイルボートが「Red Dot Design Award 2025」を受賞 ヤンマー2025年10月21日
-
地域と未来をさつまいもでつなぐフェス「imo mamo FES 2025」福岡で開催2025年10月21日
-
茨城大学、HYKと産学連携 干し芋残渣で「米粉のまどれーぬ」共同開発 クラダシ2025年10月21日
-
まるまるひがしにほん 福井県「まるごと!敦賀若狭フェア」開催 さいたま市2025年10月21日
-
北〜東日本は暖冬傾向 西日本は平年並の寒さ「秋冬の小売需要傾向」ウェザーニューズ2025年10月21日
-
平田牧場の豚肉に丹精国鶏を加え肉感アップ 冷凍餃子がリニューアル 生活クラブ2025年10月21日
-
誰もが「つながり」持てる地域へ 新潟市でひきこもり理解広める全国キャラバン実施2025年10月21日
-
第三回「未来エッセイ2101」受賞ノミネート作品13件を選出 アグリフューチャージャパン2025年10月21日
-
千葉県香取市で農業ボランティア「第2回 香取市援農Day」開催2025年10月21日
-
食と農業を担う起業家を発掘「FOOD&AGRI FOODTECH Youth Summit 2025」初開催2025年10月21日
-
市場の食材グルメを堪能「横浜市場まつり2025」開催 横浜市2025年10月21日
-
我孫子市と地産地消の強靭化に向けた連携協定を締結 TOWING2025年10月21日
-
つくばみらいセンター稼働1周年記念「産直青果即売会」開催 パルシステム2025年10月21日
-
アグロ&ライフソリューション部門の米国グループ会社を再編 住友化学2025年10月21日
-
「豆苗の自由研究コンテスト」受賞作品 特設サイトで公開 村上農園2025年10月21日