高知を売り込む「意気込み」を評価 JA高知「こうぐり」 日本タウン誌・フリーペーパー大賞2019「優秀賞」2019年12月2日
既報のように(一社)日本地域情報振興協会(NiCoA)が主催する「日本タウン誌・フリーペーパー大賞」で優秀賞を、「企業誌部門」でJA高知県広報誌『こうぐり』が、「グルメ部門」で(一社)全国農協観光協会広報誌『ふれあい』が受賞した。
その授賞式が11月29日に東京・上野の国立科学博物館講堂で行われた。
企業誌部門で優秀賞を受賞した「こうぐり」の小松藤雄常務理事
企業誌部門で優秀賞を受賞したJA高知県の『こうぐり』は、「高知県農業の良いところがよく伝わってくる冊子。生産者は自分の造っているものにプライドがあるけれど、良さをうまくPRできていないという問題意識があり、野菜ソムリエに高知野菜のアピール方法を指南するコンテンツには、それを克服し、高知を売り込むという意気込みを感じます」と評価された。
また、グルメ部門で優秀賞を受賞した(一社)全国農協観光協会の『ふれあい』は、「都市農村交流事業の一環として発行されている冊子。農村で生産に携わる人々の思いを伝えることは都市部の消費者に大変参考になるよい企画。紹介されている食材をどこで手に入れられるか、どこで食べられるかまで記事にまとめるとそれを目当てに実際に人が動き、読者との『ふれあい』が実現できると思われます」と審査員に評価された。
(写真)エントリーされたさまざまな広報誌。手前に『こうぐり』5月号が見える。
「日本タウン誌・フリーペーパー大賞」は2011年に始まり、今年で9回目となった。
同賞は、全国各地に約3000誌あるとされるタウン誌、フリーペーパーの実績や活動、地域経済活性化に貢献している存在価値を広く知らせるとともに、発行元の制作意欲を鼓舞し、より一層充実した取材活動を促進していくことで、地域の魅力の再発見と地域創生に貢献することを目的としている。
日本全国で発行される地域情報誌が取材し、発掘する地域情報は、そのまま地域への観光客の誘客につながる観光情報や地域の特産物のPRとなったり、地域で活躍する人材の育成や地域経済の活性化に寄与するという点から、内閣府、経済産業省、農林水産省、観光庁と(公社)日本観光振興協会が後援している。
この賞のエントリー資格は、有料・無料を問わず、国内外で地域情報、コミュニティ情報を定期的に発行する媒体であればよい。そういう意味では、全国のJAの広報誌はその資格を持っている。
今年は、総エントリー数402誌のうち公的部門以外の企業・団体から191誌のエントリーがあった。エントリーは、その年に発行した中で最も自信のある広報誌の1誌を提出する。
表彰部門は審査員が審査する13部門と読者投票部門がある。
審査員審査13部門ごとの審査対象媒体数(重複あり)は次のとおり。
▽地方創生部門(内閣府地方創生推進事務局長賞)(87)▽インバウンド部門(観光庁長官賞)(18)▽観光部門(72)▽グルメ部門(30)▽ライフスタイル部門(73)▽タブロイド部門(23)▽タウン誌(有料誌)部門(12)▽海外部門(11)▽ビジネスモデル部門(11)▽企業誌部門(16)▽自治体PR部門(19)▽クーポン部門(10)▽新創刊部門(35)
全エントリー媒体の中から最も優れた媒体には、「大賞」が授与され、今年は、(株)ラシン(広島県)の無料誌で、外国人観光客のための広島・宮島観光情報誌
『SEEKING HIROSHIMA』と、(株)エフエム福岡(福岡県)の有料誌で、インターネットでは探せない、ここでしか知ることのできない福岡のリアルな食情報を発信している『ソワニエプラス』が受賞した。
重要な記事
最新の記事
-
農業構造転換へ 自民の推進委が初会合2025年9月10日
-
「ひとめぼれ」3万1000円に 全農いわてが追加払い 「市場過熱で苦渋の選択」2025年9月10日
-
「まっしぐら」3万円に 全農あおもりが概算金引き上げ 集荷競争に対応2025年9月10日
-
科学捜査研究所を捜査せよ【小松泰信・地方の眼力】2025年9月10日
-
【JA人事】JA江刺(岩手県)小川節男組合長を再任(6月25日)2025年9月10日
-
岐阜県「ひるがの高原だいこんフェア」みのるダイニング名古屋店で開催 JA全農2025年9月10日
-
愛知県産いちじく・大葉使用 学生考案の地産地消メニュー 16日から販売 JA全農2025年9月10日
-
みのりカフェ・みのる食堂三越銀座店15周年記念 国産黒毛和牛の特別メニュー提供 JA全農2025年9月10日
-
「九州銘柄茶フェア」直営飲食6店舗で10月5日まで開催中 JA全農2025年9月10日
-
乃木坂46が伝える国産食材の魅力 7週連続、毎週水曜日に動画を配信 JA全中2025年9月10日
-
本日10日は魚の日「長崎県産からすみ」など130商品を特別価格で販売 JAタウン2025年9月10日
-
バイオスティミュラントに関する自主基準を策定 日本バイオスティミュラント協議会2025年9月10日
-
長野県産希少種ぶどう「クイーンルージュ」の秋パフェ登場 銀座コージーコーナー2025年9月10日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」「くるるの杜」で 北海道の食を堪能 JAタウン2025年9月10日
-
JAわかやまAコープとエコストア協働宣言「水平リサイクル」協働を強化 エフピコ2025年9月10日
-
「野菜ソムリエサミット」9月度「青果部門」最高金賞1品など発表 日本野菜ソムリエ協会2025年9月10日
-
日本農福連携協会とスポンサー契約を締結 農業総合研究所2025年9月10日
-
鳥インフル 米ジョージア州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年9月10日
-
鳥インフル デンマークからの家きん肉等の一時輸入停止措置を解除 農水省2025年9月10日
-
初の海外拠点 アイルランド・ダブリンに設立 NEXTAGE2025年9月10日