【JA全農事業計画】実需者への直接販売65%-米穀農産事業2020年4月7日
JA全農は新年度から3か年計画2年目の事業計画の実践に取り組む。事業部門ごとの計画概要を紹介する。
米穀事業では主食用米や水田活用米穀の品目ごとの需要に応じた生産を徹底し水田営農の安定を図る。
そのうえで実需者ニーズをふまえた作付提案、契約栽培の拡大に向けてJAと連携して出荷の拡大を図る。とくに業務用需要に対応する多収品種の作付けをJA未利用者・低利用者に提案する取り組みを積極的に推進する。また、多収品種の全農による開発や、生産法人への出資を通じて種子を生産し確保する取り組みも行う。
県域ごとの事情に応じて集荷された米を全農が買い取り・早期清算するなど、多様な手法による買取の拡大や、柔軟な集荷対応による取扱い拡大を図る。買取は令和元年度見込み30%に対して、2年度は40%を目標とする。そのほか集荷・販売を拡大するために広域集出荷施設も新設する。
関係部署と連携した実需者への直接販売も積極的に展開する方針で元年見込み60%を2年度は65%を目標とする。
精米事業では競争力強化に向けてパールライス事業の再編を加速するほか、提携企業と連携した無菌米飯や米加工品の開発、販売に力を入れる。
また、ドライバーへの負担増・不足などが顕在化している物流問題ではフレコンによる輸送効率化の取り組みも進める。
麦類農産事業では、麦類は需要に応じた生産と実需に望まれる品質・数量の確保を図る。大豆は生産振興を図り、20万tの取扱いをめざす。また、全国一元販売の強みを発揮した安定的な販売に取り組む。
そのほか、馬鈴しょでん粉、甘しょでん粉では国産固定需要を確保し、生産基盤の維持、強化を図る。
重要な記事
最新の記事
-
アケビの皮・間引き野菜・オカヒジキ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第356回2025年9月18日
-
石川佳純の卓球教室「47都道府県サンクスツアー」三重県で開催 JA全農2025年9月18日
-
西郷倉庫で25年産米入庫始まる JA鶴岡2025年9月18日
-
日本初・民間主導の再突入衛星「あおば」打ち上げ事業を支援 JA三井リース2025年9月18日
-
ドトールコーヒー監修アイスバー「ドトール キャラメルカフェラテ」新発売 協同乳業2025年9月18日
-
「らくのうプチマルシェ」28日に新宿で開催 全酪連2025年9月18日
-
埼玉県「スマート農業技術実演・展示会」参加者を募集2025年9月18日
-
「AGRI WEEK in F VILLAGE 2025」に協賛 食と農業を学ぶ秋の祭典 クボタ2025年9月18日
-
利用者が講師に オンラインで「手前みそお披露目会」開催 パルシステム東京2025年9月18日
-
福島県に「コメリハード&グリーン船引店」10月1日に新規開店2025年9月18日
-
鳥インフル 米モンタナ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年9月18日
-
昔ながらの醤油づくり タイヘイとの「提携50周年記念丸大豆醤油セット」予約開始 生活クラブ2025年9月18日
-
フェイガーとfarmo 持続可能な農業の実現に向け業務提携2025年9月18日
-
スマート農作業代行サービス共同購入サイト「アグリポン」運営開始 オプティム2025年9月18日
-
シリーズBで総額1億円を調達 新たな流通インフラ「ジャスタウェイ」の開発を加速 テラスマイル2025年9月18日
-
「くみまち構想」情報集約サイト『くみまち.com』スタート カインズ2025年9月18日
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(2)病理検査で家畜を守る 研究開発室 中村素直さん2025年9月17日
-
9月最需要期の生乳需給 北海道増産で混乱回避2025年9月17日
-
営農指導員 経営分析でスキルアップ JA上伊那【JA営農・経済フォーラム】(2)2025年9月17日
-
能登に一度は行きまっし 【小松泰信・地方の眼力】2025年9月17日