県内最大規模の直売所開店 JA鹿児島きもつき「どっ菜市場」2020年4月28日
JA鹿児島きもつきは、4月24日、鹿児島県で最大規模の農産物直売所「どっ菜市場(どっさいいちば)」を鹿屋市にオープンさせた。地元の生鮮野菜や加工品、それに県産和牛、ブランド豚などを販売する。研修施設や農家レストランなども備え、「農と食と交流のテーマパーク」がコンセプトで、組合員や地域の人たちを含めた交流拠点として利用を期待している。
県内最大規模の「どっ菜市場
場所は鹿屋市笠之原町で、直売所の建物面積は1500平方㍍、総売り場面積は約970平方㍍の規模を持ち、出荷会員は約270戸で、初年度は約80万人の来場、4億5000万円の売り上げを見込む。また漁協とも連携して水産物も含めた品ぞろえをはかる。同JAの下小野田寛組合長は「地元の食材を知ってもらうため、組合員だけでなく、地元の人にも利用してもらいたい」と言う。
農家レストランや研修施設を備えた直売所の名称は「アグリパークかのや」。約300台の駐車場を備え、大型バス5台分のスペースもある。買い物だけでなく、ゆっくり楽しんでもらうため、敷地内には、緑茶粉末とサツマイモの入った飼料で育てた地場産ブランド豚の「茶美豚〈チャミートン〉」のとんかつを提供するレストラン「採食豊美(さいしょくほうび)」もある。同じ日にオープン予定だったが、県の新型コロナ感染拡大を防ぐための飲食店休業要請を受けて開店を延期した。また、研修施設では、農泊などの受け入れや出荷者の研修などに使う。
コロナ対策も徹底
オープン当日は、新型コロナウイルス感染対策で、店舗の入り口に非接触型の体温計を使って、来店客を一人ひとり検温し、マスクの着用を確認。手指を消毒してから店内に案内した。一度に入店できる人数も制限した。
当初予定していたテープカットなどのオープン式典や、併設する農家レストランの開店は見送ったが、当日は約3400人を越える来場客が訪れ、3日間で1万人を越え、開店に花を添えた。「どっ菜市場の営業時間は午前11時から午後6時30分まで。
オープン当日多数の来客でにぎわった
新型コロナ感染に備え検温と消毒を徹底
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