いつでもどこでも新鮮野菜 JA愛知西が産直専用の冷蔵車導入2020年5月7日
JA愛知西で産直野菜専用の冷蔵車が活躍している。野菜を同JAの直売所に運ぶ専用の冷蔵車で、出品者の手間を省き、収穫から店頭にならぶまでの時間を短縮し、新鮮な状態で販売できる。産直野菜の消費拡大と農業者の所得増大につながっている。
産直野菜専用の「新鮮野菜号」
同JAには直売所「産直広場」が6か所にあり、売り上げは5億円を超える。産直野菜専用の「新鮮野菜号」は生産者の野菜を産直広場に運ぶ冷蔵車で、今年の1月2㌧車2台を導入した。冷蔵車は2か所の産直広場を拠点に、各産直広場を回って野菜を集め、出品者の指定に応じてそれぞれの「産直広場」に配送する。この間の配送料は無料。
生産者は、最寄りの産直広場から、全店舗に出荷できるのが、同JA産直広場の特徴だが、「出荷先まで車で1時間以上かかるところもあり、出品者の時間と労力を軽くすることができる」と、同JA販売企画課の横田紀久往課長はいう。
以前は、ワゴン車を使っていたが、特に劣化の早い夏場の配送に問題があった。冷蔵車導入を契機に専属の運転手を配置した。冷蔵車は午前7時30分に各拠点を出発し、午前中を目安に産直広場全店に配送する。シーズンによっては午後の便もあり、消費者はいつでも新鮮な野菜を手に入れることができる。
「ぐるぐる回ることで、品物が少ない時など各店舗は無駄のない品ぞろえができる。生産者の生産意欲につながっている」と横田課長。現在、産直出品者は1024人。3年間で155人増えた。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日