最高賞にキュウリ栽培の峯尾さん-神奈川県施設野菜共進会2020年5月12日
神奈川県施設野菜組合連合会は、第49回県施設野菜共進会「立毛の部」を開催した。最高賞である農林水産大臣賞は、キュウリを出品した綾瀬市の峯尾晃さんが初めて受賞した。
最高賞を受賞した峯尾さん
「立毛の部」は、県産キュウリ・トマトの栽培管理技術および生産者の意欲向上を目的に毎年行っているもので、前期(3月)と後期(4月)の2回に分けて審査した。
出品数はキュウリ18点、トマト24点の計42点。生育、収量性、品質、管理、病害虫の5項目で審査を行った。前期審査は寒暖差が激しく温度・潅水管理も厳しかったが、きめ細かく栽培管理を行い高い収量性が見込めるほ場が上位に選ばれた。
最高賞を受賞した峯尾さんは、「嘘のようにうれしい。同じ部会の仲間も、士気が上がると喜んでくれた」とコメント。峯尾さんは、定植時適度な地温を確保するため高畝にワラを敷く他、2本立てで風通しをよくし管理しやすく工夫する等、高品質なキュウリの栽培に努めている。「子どもたちにたくさん食べてもらいたい」との思いから、減農薬にもこだわり安心・安全の追求に手間を惜しまない。
峯尾さんが所属するJAさがみ綾瀬市施設野菜部会は14人の生産者で構成。定期的な情報交換会を開き、一丸となって栽培技術向上に励んでいる。市場でも「綾瀬のキュウリは鮮度抜群」と評判で、部会の生産者によるキュウリは6月中旬まで県内量販店やグリーンセンター綾瀬などで販売されている。
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