配合飼料供給価格 1トンあたり1000円値下げ-JA全農2020年6月22日
JA全農は6月19日、7月~9月期の配合飼料供給価格を4月~9月期より全国全畜種総平均で1トンあたり約1000円値下げすると発表した。
改定額は、地域別、畜種別、銘柄別に異なる。
飼料をめぐる情勢のうちトウモロコシについては、新型コロナウイルス感染症の拡大でガソリン需要が減退しエタノール生産が減少していることに加え、米国産新穀トウモロコシの作付け面積が増加する見通しとなっている。そのためシカゴ定期は3月には1ブッシェル3.7ドルだったが、現在は同3.3ドル前後に下落している。当面は現行水準で推移すると見込まれている。
大豆粕のシカゴ定期は3月には1トン330ドル前後で推移していたが、アルゼンチンが大豆粕の輸出税引き上げを発表して、一時同350ドル前後まで上昇した。その後、新型コロナの感染拡大による需要減退の懸念から相場は軟調な展開となり、現在は同310ドル台となっている。
国内の大豆粕価格は為替は円安で推移しているものの、シカゴ定期の下落などにより値下げが見込まれる。
海上運賃は、米国ガルフ・日本間のパナマックス型海上運賃は2月には1トン40ドル台で推移していたが、南米産大豆の輸出需要の増加で3月には同45ドル前後まで上昇した。
その後、新型コロナの感染拡大で輸送需要が減少し、原油相場の急落を受けて下落し、現在は同35ドル前後となっている。外国為替は現在、1ドル108円前後となっている。新型コロナからの回復には時間がかかると思われるため、今後も一進一退の相場展開が見込まれる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日