王理事長もバッティング指導 久留米で「JA全農WCBF少年野球教室」開催2021年11月22日
王貞治氏が理事長を務める世界少年野球推進財団(WCBF)の主催で、JA全農が特別協賛する「JA全農WCBF少年野球教室」が11月20日、福岡県久留米市の「久留米市野球場」で開催。王理事長も参加し、子どもたちにバッティングなどを指導した。
子どもたちにバッティングを指導する王理事長
元プロ野球選手が講師を務めるこの教室は、今年で29年目を迎え、毎年全国各地で開催。今年度を締めくくる久留米教室には、同市の少年野球チーム11チーム、小学生、指導者、保護者ら計104人が参加し、攝津正氏 (ソフトバンクOB)、里崎智也氏(ロッテOB)、川崎宗則氏(ソフトバンクOB、現 栃木ゴールデンブレーブス)、鈴木尚広氏(巨人OB)ら4人が野球を指導した。
開校式で王貞治理事長は「野球教室は、技術だけでなく、ルールを覚えることや友達も作ることができる。人生の中でプラスになります。教えてもらったことをしっかり実践し、プロ野球選手なってほしい。夢をもって取り組んでください」とあいさつ。全農の倉重徳也常務は「スポーツをする上で食べることは重要。しっかり食べて、夢や目標に向かって頑張ってください」とあいさつし、教室が始まった。
ウォーミングアップ後は、鈴木講師が走塁の基本をレクチャー。「けん制が来ると思ってリードしよう」など説明しながら、川崎講師とともに実技を交え指導した。また、バッティングの基本では、王理事長が「腕の力だけではなく、体の回転を活かしてバッドを振ることが大切。毎日少しずつの練習を積み上げ、継続していこう」と説明。その後、川崎講師がバッティングの手本を披露し、プロの打球を間近で見た子どもたちから歓声が上がった。ロングティーでは、王理事長が子どもたちのプレーを見て「腰をボールにぶつけるイメージで」とアドバイスしながら「いいスイング、ナイスバッティング」などと声をかけた。投手、捕手、内野手、外野手のポジション別では、「投げる」「捕る」「打つ」「走る」などの基本を分かりやすく指導され、子どもたちは、真剣な表情で取り組んだ。
指導者講習会では、トレーナーの石川慎二氏が、ケガを予防するためのストレッチやトレーニング方法について実技を交えて講義。栄養学教室では、管理栄養士の越野彩氏が、保護者を対象に成長期の子供に必要な栄養や運動時の食事の摂取などについて講義した。
子どもたちに野球技術を指導した各講師には、開催県の全農福岡県本部から「博多和牛ロースステーキ」を贈呈。また、参加者へは「福岡県産豆乳ドリンク」や「めし丸元気つくしとスープセット」のほか、協賛各社から国産農畜産物などが贈られた。
川崎講師がバッティングの手本を披露すると子どもたちから歓声があがった
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