子ども食堂と酪農家つなぐ「オンライン牧場体験」を開催 JA全農2022年4月20日
JA全農は協同乳業と協力して酪農と牛乳乳製品の魅力を発信する「酪農の輪 プロジェクト」に取り組んでいる。その一環として全国子ども食堂支援センター・むすびえと連携し、酪農家と子ども食堂をリアルタイムで繋ぐ「牛乳大好き! 子ども食堂が行くオンライン牧場体験を3月26日に開催した。
クイズに答える子どもたち
「酪農の輪プロジェクト」は、牛乳の消費拡大と生産基盤の安定をめざし消費者と酪農家、流通との相互理解促進や、牛乳乳製品の魅力を発信する取り組み。
今回は、むすびえを通じてオンライン牧場体験に参加する子ども食堂を募集し、応募のあった全国12か所(約400人)を対象に開催した。
牧場主の山岸さんと娘の愛さん・牧場の牛たちの様子を配信
牧場は北海道のJA士幌管内の山岸牧場。山岸利明さんと娘の北出愛さんが出演した。牧場からは事前に飼料や牛糞堆肥を子ども食堂に送付し、牧場の匂いを再現、山岸さんがオンラインで送付した教材をもとに搾乳や給餌、糞尿処理について解説した。
子どもたちからは「牛が牧場にいる使命は?」、オスの牛はどこに行ってしまうの」など、質問が出た。「牛の映像に歓声を挙げてました」、「ノートに知識をまとめて書いていました」、「実際に牧場に行きたくなりました」などの感想が寄せられた。
子ども食堂で牧草や堆肥の匂いを再現
JA全農はこれまで学校給食の休止期間に子ども食堂やフードバンクへ無償提供を4回実施してきた。こうした取り組みを通じて、子ども食堂が持つ地域交流や居場所としての役割をふまえて、今回、食育体験を提供するという支援へと発展させた。
JA全農は、食と農を基軸として地域に根差した協同組合をめざし、持続可能な地域農業・地域社会づくりに貢献するとしている。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
アメリカ・バースト【小松泰信・地方の眼力】2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
農地マップやほ場管理に最適な後付け農機専用高機能ガイダンスシステムを販売 FAG2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日