市場流通に適さない果実を活用"八丈フルーツレモンチューハイ"全国発売 JA全農2022年6月7日
JA全農が展開する商品ブランド「ニッポンエール」シリーズで、合同酒精の「NIPPON PREMIUM 八丈フルーツレモン」(チューハイ)が6月14日、発売。4月28日に一部のスーパーで数量限定で先行発売したところ好評だったため、満を持しての全国発売となる。
八丈島の島レモンでつくった「NIPPON PREMIUM 八丈フルーツレモン」
「NIPPON PREMIUM 八丈フルーツレモン」(チューハイ)は、東京都八丈島産「八丈フルーツレモン」の果汁を使い、アルコール度数を3%で、人工甘味料を使わずに仕上げた。八丈フルーツレモン特有のまろやかな酸味と甘酸っぱい風味を楽しめる。
八丈島で栽培されている「八丈フルーツレモン」は、果皮の色が黄色からオレンジ色で、重さは約200~400グラム。一般的なレモン(約100g前後)よりひと回り以上大きく、ずっしりとした存在感と丸々とした見た目が印象的な島レモン。一年を通して温暖な八丈島で、ビニールハウスで温室栽培されている。果実は、木になったまま完熟させる"樹上完熟"により、酸味がおだやかで、甘みと酸味のバランスがよいレモンに育つ。実が大きくなるように、長い時間をかけ、完熟するまで一つ一つの色づきを確認しながら丁寧に愛情をこめて育てている。
同商品の原料には、果皮表面のキズなどによって青果として市場流通に適さない「八丈フルーツレモン」を加工用として使うことで、生産者の所得安定をめざした。「八丈フルーツレモン」の良さを活かし、サワーとして商品化することで、まろやかな酸味と甘酸っぱい風味を引き出している。
こうした果実を商品化し、有効利用する取り組みは、SDGsの「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」、「12:つくる責任つかう責任」、「15:陸の豊かさも守ろう」につながる。「NIPPON PREMIUM八丈フルーツレモン」(350ml)は、178円(税込)。
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