Z-GIS初級者向けのオンライン講習会 作付けシーズン前に活用方法など紹介 JA全農2023年2月24日
JA全農耕種総合対策部スマート農業推進課は、2月22日、営農管理システムZ-GISの初級者向けのオンライン講習会を開いた。3月まで新規申込者を対象に行っている4カ月間無料キャンペーンに合わせて行っているもので、今回で3回目。Z-GISの基本的な操作方法に加え、参加者から要望の多かった作付計画の作成に関する活用方法などが紹介された。
同講習会は、キャンペーンを通してZ-GISを知った会員や、Z-GISを操作する会員へのサポートを目的に行われた。
Z-GISはJA全農が低価格で提供している営農管理システム。地図上のほ場に合わせてポリゴンと呼ばれる多図形を作成し、そのポリゴンをExcelに入力したほ場の情報と組み合わせて管理できる。これまでノートや紙の地図で管理していたほ場の情報をデジタルデータとして管理することができる。Z-GISの公式ホームページでは、スタートアップガイドの動画やワークシートも公開されており、低コストで簡単にスマート農業を始めることができる。
講習会でははじめに農家の高齢化などで担い手が減少し、1人当たりの農家の生産規模の拡大が求められる中、労働生産性の大幅な向上が急務であり、スマート農業の活用が必要であることを説明。Z-GISは初期コストも含めて安価であり、管理ほ場が増えて苦労している方や作付計画の効率化を図りたい方をターゲットに導入を進めていることを説明した。
このあと地図の動かし方やポリゴンの登録、編集の基本的な操作を画面を使いながら説明した。今回は特に作付けシーズンを前に参加者から要望の多かった作付計画の策定の仕方を丁寧に説明し、管理する項目として面積や作物、品種など好きな項目を加えることができる機能などを紹介した。
また、Z-GISは、インターネットで公表されている農地情報サイト「eMAFF農地ナビ」からダウンロードしたデータを読み込ませることで、一度に複数のほ場を地番情報付きのポリゴンとして登録することができる。その方法も紹介され、eMAFF農地ナビから入手したデータをドラッグ&ドロップするだけで作成できることなども説明された。
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