5社が日向夏ニッポンエール製品一斉発売 初の試み JA全農2023年5月23日
JA全農は5月23日、今年1月に発足した「ニッポンエールプロジェクト協議会」の取り組み第一弾として5社による「宮崎産日向夏」を使用した8商品の発売会を開いた。「ニッポンエールプロジェクト」のブランドのもと、1つの農産物について、同じテーマで、複数社が同時期に商品を発売することで、より多くの売り上げ、認知度を確保するという相乗効果を狙ったもの。商品は5月中旬から順次、発売されている。
ニッポンエール「日向夏」商品発売会の様子
「ニッポンエール協議会」は国産農畜産物の消費拡大や生産振興に関わる企業が集い、同じテーマで商品を開発・販売し、共同でPRやキャンペーンを展開することで産地を応援していくプロジェクト。その最初の試みが日向夏で、伊藤園、大関、栗山米菓、不二家、山崎製パンがそれぞれ商品を開発し、全国農協食品を含め、12の商品が販売される。
JA宮崎経済連によると、「宮崎産日向夏」は宮崎県の収穫量のうち約40%を加工用として使用しているという。今回はフードロス削減の観点から、市場流通していない日向夏も活用している。
JA全農の桑田義文専務は「異なるメーカーが集い、同じテーマで商品を販売することで、日向夏の認知度を上げていきたい。集合陳列を意識していく」と述べた上で、「(消費者が)日向夏を実際に手にしていただく機会が増え、販売価格に反映していくことが重要だ」と強調した。また長野県産のりんごでの企画も検討しているという。
ニッポンエールブランドを説明する山本未來さん
発売会では寛斎スーパースタジオのプロデューサーで女優の山本未來さんが「ニッポンエール」のデザインコンセプトを改めて説明し、「国産への愛、応援、日本を支えたいという気持ちをストレートに表現した」と話した。
「日の丸を取り入れ、四季を4つのアイコンで表し、国産というくくりをせず、47都道府県産という部分にこだわった。温かみのある手書きのイラストは大切なモチーフだ」とも説明した。
重要な記事
最新の記事
-
農畜産物を「交渉カード」にするな トランプ関税でJA茨城県中央会 森山自民幹事長に緊急要望2025年5月10日
-
米など「重要5品目」守り抜く トランプ関税交渉で森山自民幹事長 茨城で表明2025年5月10日
-
シンとんぼ(141)-改正食料・農業・農村基本法(27)-2025年5月10日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(58)【防除学習帖】第297回2025年5月10日
-
農薬の正しい使い方(31)【今さら聞けない営農情報】第297回2025年5月10日
-
JA貯金残高 107兆2744億円 3月末 農林中金2025年5月9日
-
米、再生産可能な施策で後押し 石破茂総理2025年5月9日
-
【JA人事】JAぴっぷ町(北海道)大西組合長を再任(3月28日)2025年5月9日
-
備蓄米 全農出荷済み6万3266t 落札量の3割 出荷依頼には100%対応2025年5月9日
-
イネカメムシ被害を防げ 埼玉県と加須市、「防除」を支援 JAの要請実る2025年5月9日
-
備蓄米の円滑な流通 さらなる方策検討 買戻し条件見直しも 江藤農相2025年5月9日
-
米価 「高くなる」判断がやや増加 米穀機構2025年5月9日
-
(434)世界の配合飼料業界のダイナミズム【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月9日
-
全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)岐阜県予選会を県産品で応援 JA全農岐阜2025年5月9日
-
職員対象に「農業体験研修」を実施 JA全農あきた2025年5月9日
-
米を買うときに重視「国産米」77.8% お米についての緊急アンケート 日本生協連2025年5月9日
-
外食市場調査3月度 市場規模は3162億円 3か月ぶりに前年比でもマイナス2025年5月9日
-
BASFグループの第1四半期業績 特別項目控除前EBITDAはほぼ前年同期水準を確保2025年5月9日
-
鳥インフル 米サウスダコタ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年5月9日
-
生活協同組合ひろしまと連携協定「無印良品」商品を供給開始 良品計画2025年5月9日