「JAアクセラレーター第5期」に採択 農作物のアップサイクルに挑戦 ASTRA FOOD PLAN2023年6月7日
「サスティナブルな社会の実現」をミッションに掲げるフードテックベンチャーのASTRA FOOD PLAN(埼玉県富士見市)は、5月25日に開かれたJAグループ主催のビジネスプランコンテストで「優秀賞」を受賞し、「JAアクセラレーター第5期」に採択された。JAグループの伴走を受け、規格外・余剰農作物のアップサイクルプロジェクトに挑戦する。
同社は、6月から11月までの約半年間のプログラム期間で、最大100万円のPoC費用助成と4人のJAグループ職員の伴走者による協業支援を受け、JAグループのアセットや施設を活用した実証実験を行う。また、同社が埼玉県内で実施予定の地域型サーキュラーエコノミープロジェクトとも連動し、「かくれフードロス」のうち特に農業生産者サイドで発生する規格外・余剰農作物などの課題の解決に向けて、『過熱蒸煎機』の社会実装を加速する。
ASTRA FOOD PLANは、これまで食品工場で発生する野菜の端材などを独自技術の『過熱蒸煎機』で粉末化し、商品化してアップサイクルする取り組んできた。
ビジネスプランコンテストでプレゼンするASTRA FOOD PLANの加納千裕代表
同プログラムでは、形が悪いことで廃棄される規格外品や、出荷調整によって廃棄される余剰農作物をアップサイクルする取り組みにチャレンジ。JAグループの選別施設や集荷場で発生している「かくれフードロス」になっている野菜を調査し、『過熱蒸煎機』で粉末化し、JAグループのアセットを活用して野菜などのパウダーを使った商品開発、テスト販売を計画している。
また、埼玉県内で発生している規格外・余剰農作物を食品にアップサイクルし、地域で循環させるサーキュラーエコノミーの実証実験を本年度中に実施予定。自治体、大学、商工会、地域JAなど複数の団体と連携した産官学の取り組みとして計画中で、同プログラムとも連動させることで相乗効果を狙う。
重要な記事
最新の記事
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】酪農の地域循環圏の構築は可能か~全中・NHKフォーラムのために準備したQ&Aの概要2024年9月12日
-
外便所、外風呂【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第307回2024年9月12日
-
"IPEFクリ-ンな経済協定"にも本気度を感じられず 肝心の貿易分野は?【近藤康男・TPPから見える風景】2024年9月12日
-
【注意報】大豆、野菜類、花き類などにハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 岡山県2024年9月12日
-
【クローズアップ】どうする離農加速や飼料自給、制度欠陥 課題山積の新酪肉近論議開始 10月には酪農集中審議2024年9月12日
-
稲垣啓太・貴子夫妻がCM初共演『ごはんがおいしい幸せ』篇公開 JA全農にいがた2024年9月12日
-
鳥インフル 米アラスカ州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2024年9月12日
-
斑点米カメムシ類 多発のおそれ 令和6年度病害虫発生予報第7号 農水省2024年9月12日
-
ちぢみホウレンソウ栽培講習会 台風対策万全に JAおやま2024年9月12日
-
JA全農福島 24年産米の仮渡金(JA概算金)、会津産コシヒカリ1万6800円に2024年9月12日
-
横山優代表取締役取締役社長就任 クミアイ化学工業2024年9月12日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第101回2024年9月12日
-
日本育種学会で作物解析「フェノタイピング・サーベイシステム」展示 ナイルワークス2024年9月12日
-
根こぶ病抵抗性のハクサイ新品種を開発 成果を紹介 生研支援センター2024年9月12日
-
J-クレジット創出プロジェクト開始「インパクトレポート」アップデート Eco-Pork2024年9月12日
-
JA全農とやまとコラボ「富山米と食の祭典」開催 日の出屋製菓産業2024年9月12日
-
国連「未来サミット」目前 脱炭素目指し全国アクション開催 パルシステム連合会2024年9月12日
-
長野県飯綱町「りんごdeつながる関係人口フェア」29日に開催2024年9月12日
-
10月12日は「豆乳の日」加盟各社が豆乳月間にキャンペーン展開 日本豆乳協会2024年9月12日
-
第78回全国お茶まつり静岡大会「全国茶品評会」審査結果を公表2024年9月12日