JA全農グループと連携「JAL和牛お土産サービス」開始 輸出検疫手続き代行2024年10月9日
日本航空(JAL)は10月7日、JA全農ミートフーズと連携し、東京国際空港および成田国際空港発の米国便とシンガポール便への搭乗客限定のサービスとして、和牛の販売を開始。厳選した和牛をJA全農が調達し、煩雑な輸出検疫手続きをJALが代行する。
同サービスは、日本が誇る食の最高峰「和牛」をお土産として海外へ携行できるもので、JAL便の利用客にワクワク感ある新たなモノ消費の機会を提供。また、日本の優れた農林水産物に対する新たな需要を海外でも創出することで、地域経済の活性化につなげる。
JALグループは株式会社ZIPAIRTokyoが1月から同サービスを導入しており、JALとZIPAIR合わせて、羽田空港・成田空港発米国線・シンガポール線の19路線22便で和牛のお土産サービスが利用できるようになった。
「JAL和牛お土産サービス」では、JA全農が全国産地から和牛を厳選、調達。また、和牛を旅客手荷物として海外(米国・シンガポールに限定)に携行するには、食肉衛生証明書(米国のみ)および輸出検疫証明書の取得が必要となるが、煩雑な手続きをJALが全て代行する。
お土産の和牛は、米国・シンガポールまでのフライト時間および現地における地上移動時間も勘案し、JALが高性能の保冷材を用いて梱包。JAL ABCカウンターで搭乗客へ引き渡われる。
同サービスは日本と米国、シンガポール政府協議で承認されたスキームに則り、定められた公的書類を和牛に同梱しているため、到着空港での検疫は免除。さらに、通常、和牛が海外へ輸出される場合、輸出・輸入業者などの仲介手数料や輸送コストに加えて現地の輸入関税が掛かるが、同サービスでは旅客携行品(手荷物)として取り扱いとなるため、その分のコストが不要。現地で流通している和牛(同規格、正規品)と比べてお得に現地でも和牛を楽しめる。
販売商品は、鹿児島黒牛および北海道和牛(A5ランク)。米国線はブロック、シンガポール線はステーキ、スライス(しゃぶしゃぶ・すき焼き用)を販売する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日