第66回全国家の光大会 志村源太郎記念賞に川瀬さん(JAありだ) 全中会長賞にJA晴れの国岡山の福原さん2025年2月13日
(一社)家の光協会は2月13日、横浜市で「『家の光』創刊100周年記念 第66回全国家の光大会」を開いた。
『家の光』創刊100周年記念 第66回全国家の光大会
今年5月で『家の光』創刊100周年を迎えることを記念した今大会のスローガンは「みんなで手をつなぐ協同の輪 食・農・地域に生まれる好循環」。
開会のあいさつで栗原隆政会長はJAの組織基盤を強化するため組合員や地域住民との接点が重要となっていると指摘し、『家の光』の記事活用を今まで以上に進めることで「協同する仲間づくりを進めていきたい」などとあいさつした。
来賓の山野徹JA全中会長は今年が2回目の国際協同組合年であることに触れ、「協同組合の魅力を社会に発信するまたとない機会。家の光と連携して取り組んでいきたい」とあいさつ。JA神奈川中央会の平本光男会長は「参加者が交流し、それぞれが新たな一歩を踏み出すこの大会は意義深い」などと語った。
大会では初めてとなる石破茂総理がビデオメッセージを寄せた。総理は「地域の力を最大限に引き出して多極分散型の社会を作っていきたい」と話し、「その基盤となるのが地域のコミュニティー。JAの役割は大きい」とJAの教育文化活動に期待を寄せた。
体験発表の全国大会には前日のブロック予選で選抜された9人(記事活用の部6人、普及・文化活動の部3人)が発表した。
審査の結果、記事活用の部で最優秀賞の志村源太郎記念賞に選ばれたのは和歌山県JAありだの川瀬彰子さん。
JA職員が届ける『家の光』を家族で読むという川瀬さんは同誌を読むだけではなく活動に生かし、ボッチャ大会の企画や、防災活動に取り組み、それが地域を超えて県、全国にも広がっていく活動に取り組んでいる。審査委員長の石田正昭京大学術情報メディアセンター研究員は「私の活動が地域とJA、そして全国へと広がっている点が高く評価された」と講評した。
普及・文化活動の部でJA全中会長賞に選ばれたのはJA晴れの国岡山の福原正恵さん。高齢化率40%を超える真庭市で若い女性をJAやフレッシュミズに参加してもらうため、家の光ライフプランセミナーを企画したところ、フレミズの部員となるなど、組織基盤の強化につながった。共済や信用事業などと連携することで地域住民とJAの結びつきをつくる活動が評価された。
全国大会出場者には、家の光協会会長特別賞が贈られた。
〈記事活用の部〉
◯『家の光』からはじまる地域のつながり JAならけん・中谷佳加津代(奈良県)
◯夢ある未来へ 思いをつなぐ JAあつぎ・難波千賀子(神奈川県)
◯プロジェクト めだかの学校の挑戦 JA土佐くろしお・深瀬夏枝(高知県)
◯『家の光』とともに~変わらぬものそして変えていくもの~ JAありだ・川瀬彰子(和歌山県)
◯みどり会活動を通して育まれる心と絆 JAうつのみや・半田敬子(栃木県)
◯地域に女性部あり!~地域根ざす女性部活動~ JA周桑・越智仁子(愛媛県)
〈普及・文化活動の部〉◯"最強の武器"を手に次世代へ つなげる広がるワクワクを! JA晴れの国岡山・福原正恵(岡山県)
◯組織活動「日本一」への挑戦 JAあいち中央・吉村由紀子(愛知県)
◯組合員といっしょ! JAセレサ川崎・弓削田勝(神奈川県)
来年の第67回全国家の光大会は福岡市で開催される。
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