JAの活動:活動する女性部
【活動する女性部】全JA女性組織メンバーの組合員加入運動2021年10月5日
今回は、JA全国女性協が取り組む「全JA女性組織メンバーの組合員加入運動」について説明します。
先月ご説明しましたJA女性組織3カ年計画において、「JA運営に参画する☆」では「主要3目標」(正組合員30%以上、総代15%以上、理事等15%以上)を掲げ、この達成をめざしています。
協同組合組織ではあたりまえの話ですが、組織運営に参画しようとする場合は組合員であることが前提となり、女性組合員が増えないことには女性のJA運営参画もすすまないことになります。そのため、JA女性組織では「全JA女性組織メンバーの組合員加入運動」を提起し、長年取り組んできました。この運動では、取り組みを促進するため、特に優秀な実績を上げた組織を表彰しています。表彰するにあたっては、1年間の組合員の増加率・増加数を勘案し、上位3組織以内をJA全国女性協会長賞としてきました。
令和2(2020)年度の増加率ナンバーワンは、千葉県・JAちば東葛西船地区女性部です(増加率は13.8%)。同女性部では、本運動における表彰を目標に役員会で取り組みを決定。同女性部役員が各支部で加入をすすめたところ、そういった働きかけが最終的には総代会資料に目を通す学びの機会につながり、組合員となる女性部員が増えました。表彰されることを目標に、女性部役員が目的をもって取り組みをすすめたことが、高い増加率につながった好例です。
次に、増加数ナンバーワンは、福井県・JA福井県女性部です(増加数は220人)。同女性部では、JA福井県女性組織協議会とJA福井県中央会が策定した「令和2年度 女性のJA運営参画と組織の活性化運動要領」に呼応し、各地区単位で女性部役員の理解を得ながら女性部員に呼びかけました。同運動要領では、組合員加入を促進するため、加入手続きや組合組織に対する理解を深めるための学習とともに、より加入しやすい環境を整えることとしており、これらの取り組みが奏功し、200人を超す女性部員の組合員加入につながったものと考えられます。
組合員加入はJA運営参画の第一歩です。組合員化なくして総代・理事等の割合増加にはつながりません。JA全国女性協は、女性のJA運営参画をすすめるためにも、引き続きJA女性組織メンバーの組合員加入を推進していくこととしております。
(JA全国女性組織協議会 事務局長 臼井 稔)
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