JAの活動:令和5年度JA共済優績組合表彰特集
くらしの相談員密着 本支店が一丸となり2年連続9回目の受賞 JA兵庫六甲【令和5年度JA共済優績組合表彰】2024年5月21日
JA共済連は令和5年度に契約実績や普及活動などで優れた成績を挙げた「令和5年度JA共済優績組合」を決定しました。JA共済大賞をはじめとした会長表彰に延べ314JA(実表彰組合191JA)、特別賞に延べ39JA(実表彰組合35JA)が選ばれました。最優秀賞に当たるJA共済大賞には埼玉県のJAさいたま、愛知県のJAあいち知多、兵庫県のJA兵庫六甲が輝きました。大賞3JAの取り組みを紹介します。
JA兵庫六甲本店
兵庫県のJA兵庫六甲は、支店などに配置された総合渉外担当である「くらしの相談員」が組合員の「事業」「財産」「くらし」を潤すために、組合員・地域の課題解決に貢献する寄り添う活動の展開の中で、本店・支店統括本部・支店が一丸となって取り組み、組合員との信頼関係を深めたことで、2年連続9回目の大賞受賞につながりました。平尾勝春組合長は「組合員の理解、役職員の尽力の結果と深く感謝します。これからも組合員・利用者に寄り添った安心と満足の提供に向け、組合員・利用者・役職員との密着度をさらに高めていきたいです」と喜びを語りました。
組合員・利用者の豊かな暮らしの実現を目指す
左から平尾勝春組合長、石丸幸雄副組合長、田中智巳専務、岡本浩和常務
同JAは神戸市・芦屋市・西宮市・尼崎市・伊丹市・川西市・宝塚市・三田市・猪名川町の8市1町をエリアとして豊かな地域特性に応じた事業展開をしています。「わたしたちは『創造』します。人・感動・緑のまちづくり」を経営理念とし、生活文化の創造、ふれあいのある健康で心豊かな生活の実現、安心で快適に暮らせる地域社会づくりを目指しています。その中で、第5次中期計画「'24ビジョン」として、「未来への挑戦~ともに創ろう、持続可能な食・農・住環境~」をスローガンに組合員・役職員がともに地域の課題解決に取り組んでいます。石丸幸雄副組合長は「『組合員の所得増大』『農業生産の拡大』『地域の活性化』を最優先課題に、地域農業の振興と組合員の暮らしの向上にかけがえのないJAを目指しています」と力強く話します。同JAでは、組合員・利用者が安心して暮らせるように、生活を取り巻く様々なリスクに対し、幅広く保障することを使命に、理想のライフプランの実現に向けて、ニーズに寄り添った提案を行っています。
第5次中期計画(2022~2024)「'24ビジョン」策定の様子
組合員への提案の幅を広げ農業・地域へのさらなる貢献へ
同JAは「相互扶助」こそ、共済事業の原点であると認識しています。くらしの相談員が総合渉外として活動し、共済、信用、融資、資産管理、相続など幅広い相談に対応できる仕組み・体制を整え、組合員の期待に応えられるようにしています。岡本浩和常務は「激甚化する自然災害の発生時に、組合員・利用者の生活を守っていくための保障を提供することがJAの責務です。その中において共済事業は、組合員の日常に安心を届けるため、JA本来の強みである『事業総合力』『地域密着力』を最大限活かしながら、『ひと・いえ・くるま・農業の総合保障』を提供し、農業や地域へのさらなる貢献に向けた取り組みとして位置付けています」と話します。
また、職員の人材育成にも力を入れています。「主体的に行動できる人材」「組合員に新たな価値を提供できる人材」「自ら能力開発できる人材」を基本方針とし、多様化する職員の価値観に対応する人事制度も導入しています。田中智巳専務は「組織面・事業面・経営面において組合員・利用者に寄り添った取り組みを通じて、これからも食と農を基軸としながら社会的使命を果たして、地域になくてはならないJAを目指します」と未来を見据えています。
【共済事業の実績】
長期契約保有契約高 1兆8942億円
自動車共済新契約 2万9913件
年金共済(年金年額) 12億3105万円
長期共済新契約 1110億円
<内訳>
生命共済 222億円
建物更生共済 888億円
【JAの概況】
平成12年に9JA(神戸市西、神戸市北、宝塚、にしのみや、さんだ、川西市、尼崎市、いたみ、いながわ)が合併して誕生。
▽組合員数 12万6689人(正組合員数 2万9926人)
▽共済担当者 299人(全職員数1042人)※ 支店配属くらしの相談員・共済正担当を含む
▽販売品取扱高 164.4億円
▽主な農畜産物 米、酒造好適米(山田錦)、キャベツ、ホウレンソウ、小松菜、トマト、イチゴ、梨、イチジク、桃、栗、ブドウ、ヤマノイモ、肉牛(神戸牛・三田牛)
(令和6年3月末時点)
(関連記事)
「アグリスウェイ」の浸透で2年連続3回目の受賞 JAあいち知多【令和5年度JA共済優績組合表彰】(24.5.20)
重要な記事
最新の記事
-
飼料用米の支援 見直しを 財政制度等審議会が建議2025年12月3日 -
緑茶の輸出額 前年比2.3倍 農林水産物・食品の10月輸出実績2025年12月3日 -
JA貯金残高 108兆731億円 10月末 農林中金2025年12月3日 -
米の安定供給どう支える? 直接支払めぐり論戦 共助の「基金」提案も2025年12月3日 -
平和的国防産業の寿命【小松泰信・地方の眼力】2025年12月3日 -
【農と杜の独り言】第6回 野菜・あなたのお生まれは? 食の歴史知る機会に 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年12月3日 -
童門氏の「恕」 混迷時こそ必要 "協同のリレー" JCA客員研究員・伊藤澄一氏2025年12月3日 -
【異業種から見た農業・地域の課題】担い手が将来展望を描けること 金融×人材×資源で強靭な地域に 一消費者の視点から 元大蔵省・藤塚明氏に聞く2025年12月3日 -
ご当地牛乳「リソルホテルズ」でウェルカムドリンクとして提供 JA全農2025年12月3日 -
毎年大人気!希少な岐阜の「堂上蜂屋柿」を販売開始 JAタウン2025年12月3日 -
稲作生産者の生産現場に密着 生産者ドキュメンタリー動画を公開 JA全農2025年12月3日 -
JAタウン「ホクレン」北海道醸造の日本酒10商品「送料負担なし」で販売中2025年12月3日 -
冬休みの牛乳消費拡大を応援「メイトー×ニッポンエール 冬のおいしいミルクコーヒー」発売 JA全農2025年12月3日 -
「佐賀県産うれしの茶フェア」5日から全農直営19店舗で開催 JA全農2025年12月3日 -
病院経営の改善に求められる課題は? 「医療の質と生産性向上」セミナー 日本文化厚生連2025年12月3日 -
安全性検査クリアの農業機械 1機種7型式を公表 農研機構2025年12月3日 -
【人事異動】日本製紙(2026年1月1日付)2025年12月3日 -
鶴岡共乾施設利用組合第1回総会開く JA鶴岡2025年12月3日 -
【役員人事】井関農機(12月1日付、12月31日付、1月1日付)2025年12月3日 -
鳥インフル 米国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年12月3日






































