復興支援の食料品7割が「利用したい」2014年3月24日
日本政策金融公庫調べ
日本政策金融公庫は、東日本大震災の被災地で生産された食料品に対する購買行動の調査結果をまとめ、20日発表した。それによると、復興支援をPRする食料品に対して7割が利用したいとの意向を示した。
消費者に東日本大震災の被災地で生産された食料品(農水産物や加工品)の購入について聞いたところ、全体では「よくある」が5.7%、「時々ある」が30.5%で、これらを合わせた「ある」が回答が36.2%だった。「ある」の回答は、男性が33.6%、女性が38.6%だった。
年齢別では70代が44.7%でもっとも高く、年代が若くなるにつれて低下し、最も低い20代(29.6%)とは15.1ポイントの差があった。地域別では被災地である東北で「ある」の回答が62.5%で最も多く、次いで関東の44.5%だった。
次に被災地の復興支援をPRしている食料品の購入については、全体で「積極的に利用したい」が8.3%、「機会があれば利用したい」が61.8%で、これらを合わせた「利用したい」の回答が7割に達した。
被災地の販売サイドで考えると、こうした「利用したい」とする層にアプローチする必要があることを示している。
一方、震災後の食料品備蓄に関する意識・行動を聞いたところ、7割の消費者が「必要性を感じている」が、実際は4割が備蓄をしておらず、意識と行動の間に大きなギャップのあることが分かった。
調査はインターネットによるアンケート調査で、平成26年1月に実施。全国の20?30代の男女2000人が対象。
(関連記事)
・大震災の食品企業への影響 依然、被災地に(2014.03.20)
・農業の景況DI低下 日本政策金融公庫(2014.03.17)
・アグリフードEXPO大阪 商談件数が過去最多(2014.02.25)
・農業用ダム使った小水力発電事業に融資 公庫(2013.11.08)
・北群馬信金と提携 日本政策金融公庫(2013.10.29)
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日
-
キウイブラザーズ新CM「ラクに栄養アゲリシャス」篇公開 ゼスプリ2025年4月30日
-
インドの綿農家と子どもたちを支援「PEACE BY PEACE COTTON PROJECT」に協賛 日本生協連2025年4月30日