農水大臣賞に庄内産直ネットワークなど2015年2月6日
環境保全型農業推進コンクール
農林水産省は1月30日、有機農業や環境保全型農業に取り組む農業者などを表彰する「環境保全型農業推進コンクール」の今年度の受賞者を発表した。表彰式、シンポジウムは2月24日、東京都内で行われる。
今年度、農林水産大臣賞を受賞したのは、有機農業の部では庄内産直ネットワーク(山形県)、環境保全型農業の部では、静岡県温室農業協同組合が選ばれた。
庄内産直ネットワークは平成15年に、有機栽培を行っている生産法人と、地元JAとが共同で設立。有機栽培ほ場の団地化をすすめ、設立当時17戸22haだったほ場を、10年間で31戸61haにまで増やし、有機米の産地を確立した。栽培された米は高付加価値米として販売し所得の向上に寄与。後継者も数多く就農した。また、消費者との産地交流会も実施し、地域活性化にも貢献していることが評価された。
◇
今年度の受賞者は次のとおり(敬称略)。
【有機農業】
○農林水産大臣賞
庄内産直ネットワーク(山形県鶴岡市)
○生産局長賞(3件)
▽東浩一(石川県小松市)
▽(有)ヘルシーファーム(兵庫県神戸市)
▽(有)寺本果実園(熊本市)
【環境保全型農業】
○農林水産大臣賞
静岡県温室農業協同組合(静岡県袋井市)
○生産局長賞(3件)
▽音羽米を育てる研究会(愛知県豊川市)
▽かたつむりの会(広島県神石高原町)
▽沖縄県名護市勝山区(沖縄県名護市)
【表彰式・シンポジウムの概要】
○日時:2月24日(火)13:30?16:30
○会場:如水会館オリオンルーム(東京・一ツ橋)
○表彰式への参加申込みは、農水省ホームページで。2月20日締め切り。
(関連記事)
・百姓たちが時代を創る 山形置賜自給圏の挑戦(2014.10.22)
・【現地ルポ・JA佐渡】朱鷺と共生する郷づくりをめざして(2015.01.09)
・地域の文化、暮らしを守る 協同組合の役割に期待する 星寛治・農民作家(2014.08.07)
・堆肥施用が10倍に 環境保全型農業直接支払(2014.07.04)
・和食に日本人の感性 東西の農民作家が対談、農業・農村の文化的意義を語る(星寛治氏&山下惣一氏)(2014.01.10)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日