電気さく施設の事故防止で注意喚起 農林水産省2015年7月23日
農林水産省は今年発生した鳥獣被害防止の電気さくに起因する死傷事案をうけて、安全確保に関する周知徹底の通知を行った。
電気さくは人に対する危険防止のために、電気事業法によって施設方法が定められている。
農水省は安全に使用するために、下記のような注意を公表した。農林水産省のホームページ上に「鳥獣害対策用の電気さくについて」のパンフレットがダウンロードできるため、そちらも確認するよう促している。
<注意点>
◎電気さくを施設した場所には、人が見やすいように適当な間隔で危険であることの表示をすること。
◎電気さくは、電気さく用電源装置(電気さく用パルス発生装置)をつけて利用すること。
◎電気さく用電源装置が使用電圧30V以上の電源(家庭のコンセントなど)から電気の供給を受ける場合には、漏電遮断器を設置する必要がある。必要な漏電遮断機は、15mA以上の漏電が0.1秒以上おこったときに電気を遮断するもので、漏電遮断機には、▽家庭用のコンセントに接続するもの、▽家庭用の分電盤(ブレーカー)に施設するものの2通りがあり、このうちブレーカーに関する工事は、資格を持った電気工事士が行う必要がある。
◎電気さくに電気を供給するときのスイッチがある場所には、カギをかけないこと。これは何か問題が起こったときに所有者以外でもスイッチを切ることができる状態にしておくため。
農林水産省の鳥獣による農作物等の被害の防止に係る電気さく施設における安全確保についてのホームページ
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