TPP批准阻止へ農業者・市民らアピール行動2016年4月6日
TPP協定文と関連法案が衆議院本会議で審議入りした4月5日、農業者・市民ら300人が首相官邸前に集まりTPP批准阻止を訴えた。
国会では6日からTPP特別委員会での審議が始まる。
参加者は「重大な局面を迎えた。しかし、国民が声を上げなければならない。TPPをアベノミクスの成長戦略にしようというがまったく逆。何もよくなっていない。国民の暮らしがもっと悪くなるだけ」、「自民党は合意に反対していたのではなく、そもそも交渉参加に反対だったのではないか。交渉で聖域は守れない、医療は崩壊すると主張していた。批准阻止を」などと次々にアピール。野菜農家は「もともと関税が低かった野菜農家は鍛えられているから大丈夫だなどと政府はいうが、将来が不安になったコメ農家なども野菜を作りはじめ、ニュージーランドも日本向け作付けをしていると聞く。どんどん食料が日本に入ってくる状況で農村は本当に悩んでいる」と生産現場の不安を訴えた。そのうえで「競争原理ばかりではだめだという若い夫婦が農業を始めている。そういう青年たちをもっと力づけるためにもTPP批准阻止を」などと呼びかけた。
集会は「STOP TPP!! 官邸前アクション」が呼びかけた。今後は毎週火曜日にTPP反対の野党議員からの国会審議の状況報告なども含めて行動を続けるという。
(写真)TPPの国会審議が衆議院本会議で始まった4月5日夜、首相官邸前で批准阻止を訴える農業、労働、市民団体の人々
(関連記事)
・【TPP】TPP批准させない3.30決起集会 (16.04.01)
・TPP契機に農政抜本変更を-有識者のフォーラム- (16.03.29)
・【TPP】福井県 コメ15億円減少-独自に影響試算 (16.03.28)
・【TPP】衆議院にTPP特別委設置 (16.03.24)
重要な記事
最新の記事
-
着色不良・日焼け・晩霜害 果樹の温暖化被害予測システムを開発 農研機構2025年12月17日 -
新規有効成分「シベンゾキサスルフィル」日本と韓国で農薬登録申請完了 日本農薬2025年12月17日 -
BASF「バスタポイントアプリ」が「minorasuポイントアプリ」にリニューアル2025年12月17日 -
年末年始の産地を応援「配達休みに産まれた産直たまご」注文受付開始 パルシステム2025年12月17日 -
地産全消「野菜生活100宮崎月夜実グレープフルーツ&日向夏ミックス」新発売 カゴメ2025年12月17日 -
地域の有機資源循環を加速「汚泥肥料化パッケージ」提供開始 NTTビジネスソリューションズ2025年12月17日 -
旬のジビエを味わう「北海道エゾシカフェア」開催2025年12月17日 -
まるまるひがしにほん「魅力発見!地域ブランドフェスタ」開催 さいたま市2025年12月17日 -
ひきこもり当事者・経験者のリアル ショートドラマ公開 パルシステム連合会2025年12月17日 -
ジニア「プロフュージョン」に2品種追加 サカタのタネ2025年12月17日 -
「野菜ソムリエサミット」12月度「青果部門」最高金賞1品など発表 日本野菜ソムリエ協会2025年12月17日 -
「埼玉県スマート農業オンラインセミナー」参加者募集中2025年12月17日 -
千葉で開催「冬のさつまいも博2026」チケット 18日から販売開始2025年12月17日 -
CDP「気候変動レポート 2025」で「B」スコア獲得 ヤマタネ2025年12月17日 -
【特殊報】果樹などにチュウゴクアミガサハゴロモ 県内で初めて確認 兵庫県2025年12月16日 -
【特殊報】トマト青かび病 県内で初めて確認 栃木県2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(1)2025年12月16日 -
【プレミアムトーク・人生一路】佐久総合病院名誉院長 夏川周介氏(中)農村医療と経営は両輪(2)2025年12月16日 -
全中 新会長推薦者に神農佳人氏2025年12月16日 -
ひこばえと外国産米は主食用供給量に加えられるのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年12月16日


































