【台風10号】北海道・農作物4100ha超に被害(2日現在)2016年9月2日
農水省は台風10号による被害状況を9月1日にまとめた。まだ調査中のところが多いが、2日にまとめられた北海道庁の調べによると4133.7haの農作物に被害があることが分かっている。
1日正午現在、農作物などで、北海道・青森・岩手・宮城に644haの被害があり、今の被害額は0.1億円。岩手で家畜の斃死があり、ブロイラー1万6000羽に被害があった。この被害額は調査中。
農業用ハウスや畜舎などで、北海道・岩手・宮城に523件の被害があった。
◇ ◇
北海道庁によると、8月30~31日の台風10号による影響で、2日10時現在、農作物計4133.7ha、牛舎などの損壊が1471棟あった。現在もまだ調査が続けられている。
振興局別の被害については次の通り(振興局=主な影響)。
空知=調査中
石狩=果樹の落果など
後志=スイートコーン・飼料用トウモロコシなどの倒伏など294.5ha、ビニールハウス・牛舎・納屋の損壊72棟
胆振=水稲などの倒伏・リンゴ・ブドウの落果など、ビニールハウスの損壊
日高=水稲などの倒伏など16.0ha、ビニールハウスの損壊15棟、生乳の廃棄
渡島=ネギなどの倒伏など166.1ha、ビニールハウス・牛舎・納屋の損壊488棟
檜山=飼料用トウモロコシなどの倒伏など1111.3ha、ビニールハウスの損壊836棟
上川=作物の浸水・冠水などのうち、河川氾濫などによるものが南富良野町で調査中ある。大雨によるものは8.7ha。ビニールハウスの損壊55棟
留萌=牛舎の損壊5棟
宗谷=牛舎・納屋の損壊
オホーツク=テンサイ・バレイショなどの浸水・冠水など127.5ha
十勝=作物の浸水・冠水などのうち河川氾濫によるものは帯広市・清水町・芽室町などで調査中。大雨によるものが2369.6ha
釧路=牧草の浸水など40.0ha
根室=調査中
(関連記事)
・台風被害で緊急災害対策本部設置-農水省 (16.09.01)
重要な記事
最新の記事
-
スーパーの米価 前週から10円上がり5kg4331円に 2週ぶりに価格上昇2025年12月19日 -
ナガエツルノゲイトウ防除、ドローンで鳥獣害対策 2025年農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2025年12月19日 -
ぶどう新品種「サニーハート」、海水から肥料原料を確保 2025年農業技術10大ニュース(トピック6~10) 農水省2025年12月19日 -
埼玉県幸手市とJA埼玉みずほ、JA全農が地域農業振興で協定締結2025年12月19日 -
国内最大級の園芸施設を設置 埼玉・幸手市で新規就農研修 全農2025年12月19日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】「経済関係に戦略性を持ち込むことなかれ」2025年12月19日 -
【農協時論】感性豊かに―知識プラス知恵 農的生活復権を 大日本報徳社社長 鷲山恭彦氏2025年12月19日 -
(466)なぜ多くのローカル・フードはローカリティ止まりなのか?【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月19日 -
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 19日から開催 JA全農2025年12月19日 -
α世代の半数以上が農業を体験 農業は「社会の役に立つ」 JA共済連が調査結果公表2025年12月19日 -
「農・食の魅力を伝える」JAインスタコンテスト グランプリは、JAなごやとJA帯広大正2025年12月19日 -
農薬出荷数量は0.6%増、農薬出荷金額は5.5%増 2025年農薬年度出荷実績 クロップライフジャパン2025年12月19日 -
国内最多収品種「北陸193号」の収量性をさらに高めた次世代イネ系統を開発 国際農研2025年12月19日 -
酪農副産物の新たな可能性を探る「蒜山地域酪農拠点再構築コンソーシアム」設立2025年12月19日 -
有機農業セミナー第3弾「いま注目の菌根菌とその仲間たち」開催 農文協2025年12月19日 -
東京の多彩な食の魅力発信 東京都公式サイト「GO TOKYO Gourmet」公開2025年12月19日 -
岩手県滝沢市に「マルチハイブリッドシステム」世界で初めて導入 やまびこ2025年12月19日 -
「農林水産業みらいプロジェクト」2025年度助成 対象7事業を決定2025年12月19日 -
福岡市立城香中学校と恒例の「餅つき大会」開催 グリーンコープ生協ふくおか2025年12月19日 -
被災地「輪島市・珠洲市」の子どもたちへクリスマスプレゼント グリーンコープ2025年12月19日


































