農作物の総被害見込額114億円 台風被害まとめ 農水省2016年11月30日
農水省は11月29日、7月から9月までの台風の農作物の被害応急調査をまとめた。台風第7~11号による農作物の総被害見込金額は約114億円だった。
台風第7号、11号、9号の被害面積は5万2900ha、被害見込金額は69億1000万円だった(台風の接近時期が同時期であったため合算での調査)。北海道、千葉県、茨城県などを中心に被害が発生し、被害量は19万3100tと2万4000本だった。
作目別の被害見込金額はタマネギなどの野菜が48億6000万円(全体のうち約70%)と最も大きく、次いでテンサイなど工芸農作物が10億8000万円(同16%)、水稲が4億2600万円(同6%)だった。
都道府県別では、北海道が60億7000万円(全体のうち88%)、千葉県が3億7400万円(同5%)、茨城県が3億6700万円(同5%)となった。
台風10号の被害面積は2万5400ha、被害見込金額は45億3000万円だった。北海道、青森県、岩手県などを中心に被害が発生し、被害量は10万3600t、23万3000本だった。
作目別ではバレイショなどの野菜が30億3000万円(全体のうち67%)、小豆などの雑穀・豆類が5億1600万円(同11%)、テンサイなどの工芸農作物が4億6400万円(同10%)だった。
都道府県別では北海道が30億3000万円(同67%)、青森県が12億5000万円(同28%)、岩手県が2億500万円(同5%となった。
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