GMナタネ等の交雑確認されず 27年度遺伝子組換え植物調査 農水省2017年1月11日
農水省はこのほど「27年度遺伝子組換え植物調査」結果を取りまとめ公表した。
農水省は、平成18年度から、セイヨウナタネやダイズの輸入港の周辺地域において、遺伝子組換えセイヨウナタネや遺伝子組換えダイズの生育状況、その近縁種との交雑状況の調査を実施している。27年度の調査でも、これまでの調査結果と同様、主に運搬時にこぼれ落ちた種子に由来すると考えられる遺伝子組換えセイヨウナタネ及び遺伝子組換えダイズが生育していたが、その生育範囲の拡大及び近縁種との交雑は確認されなかった。
具体的には、ナタネ類は、15港において計1215個体採取され、うち遺伝子組換えセイヨウナタネは10港で計130個体発見された。ダイズ及びツルマメは、10港のうち3港で計22個体採取され、そのうち遺伝子組換えダイズは、1港で1個体発見された。
また、遺伝子組換えセイヨウナタネや遺伝子組換えダイズの生育地点は、主に陸揚げ地点近くの幹線道路沿いの植栽帯等で、生育範囲の拡大や近縁種との交雑は確認されなかったことから、遺伝子組換えセイヨウナタネ及び遺伝子組換えダイズによる生物多様性への影響は認められなかったとしている。
農水省では、遺伝子組換えセイヨウナタネ等の生育状況等の経年的な変化を見るため、今後も調査を継続していくことにしている。
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