1兆円目標達成を―輸出促進協が総会 安倍総理も出席2018年12月20日
日本の高品質で安全な農林水産物や食品の輸出促進に向け活動している農林水産物等輸出促進全国協議会は東京都内で12月19日、総会を開いた。
総会では茂木友三郎会長(キッコーマン名誉会長)は冒頭、協議会会員が一丸となり政府目標である平成31年の輸出額1兆円を達成するため、官民をあげた取り組みとオールジャパン体制で安全・高品質な商品を安定的に供給していくことが大切だと語った。
(写真)茂木会長(キッコーマン名誉会長)
続いて吉川貴盛農水大臣は「日本の農林水産物、食品の品質が世界から高く評価されていることを実感している。農水省としてはGFP(農林水産物輸出プロジェクト)を立ち上げ、生産者のみなさんに必要な情報・支援を行い、今後も連携を取りながら輸出向けの産地づくりや海外プロモーションの支援を通じて輸出額1兆円の達成に向けしっかりと取り組んでいきたい」と述べた。
(写真)吉川農水大臣
また安倍晋三総理大臣は、「年末にはTPP11が発効し、EUとの経済連携協定もすでに国会で承認されている。牛肉や緑茶、水産物などおいしくて安全な日本産の輸出を拡大するチャンスがさらに広がる。また輸出の障害となっている各国の規制の緩和・撤廃も進めている。私自身、首脳会談などあらゆる機会をとらえて各国に働きかけていて、本年もわが国最大の輸出先である香港に北関東4県の果物などを輸出できるようにし、新潟米の中国への輸出解禁も実践した。来年の輸出目標額1兆円を達成し、さらに輸出を伸ばしていこう」と呼びかけ、参加者をはじめ関係者と協力していきたいと語った。
(写真)安倍総理
(写真)前列左から受賞者の平澤真美氏、平澤稔氏、村山晴政氏、
(関連記事)
・農家の所得どう上げる? 輸出効果検証を-自民党部会(18.12.05)
・【鈴木宣弘・食料・農業問題 本質と裏側】輸出促進、GAP、検疫をめぐる議論の「真実」(18.06.14)
・検疫条件が農畜産物輸出の"大きな壁"に(18.05.11)
・(073)米国から見た農産物輸出市場としての日本(18.03.09)
・農林水産物輸出8073億円 5年連続増加-農水省(18.02.09)
・【JA全農輸出対策部上野一彦部長に聞く】米の輸出は業務用がターゲット マーケットインで産地づくりを(18.01.31)
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ブロッコリーの黒すす症状 県内で初めて確認 愛知県2025年7月3日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 富山県2025年7月3日
-
【注意報】花き類、野菜類、ダイズにオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年7月3日
-
【注意報】ネギ、その他野菜・花き類にシロイチモジヨトウ 県下全域で多発のおそれ 富山県2025年7月3日
-
【注意報】りんご、なしに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 宮城県2025年7月3日
-
【注意報】ねぎにシロイチモジヨトウ 県内全域で多発のおそれ 宮城県2025年7月3日
-
【注意報】セイヨウナシ褐色斑点病 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月3日
-
【注意報】いね 斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月3日
-
【人事異動】農水省(7月4日付)2025年7月3日
-
花産業の苦境の一因は生け花人口の減少【花づくりの現場から 宇田明】第63回2025年7月3日
-
飼料用米 多収日本一コンテストの募集開始2025年7月3日
-
米の民間在庫量 148万t 備蓄米放出で前年比プラスに 農水省2025年7月3日
-
【スマート農業の風】(16)温暖化対応判断の一助にも2025年7月3日
-
令和7年度「家畜衛生ポスターデザインコンテスト」募集開始 農水省2025年7月3日
-
農業遺産の魅力発信「高校生とつながる!つなげる!ジーニアス農業遺産ふーどコンテスト」開催 農水省2025年7月3日
-
トロロイモ、ヤマノイモ・ナガイモ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第347回2025年7月3日
-
【JA人事】JA町田市(東京都)吉川英明組合長を再任(6月26日)2025年7月3日
-
【JA人事】JAふくおか嘉穂(福岡県)笹尾宏俊組合長を再任(6月26日)2025年7月3日
-
国産農畜産物で料理作り「全農親子料理教室」横浜で開催 JA全農2025年7月3日
-
ダイナミックフェア2025出展のタイガーカワシマ、東海物産を紹介 JA全農いばらき2025年7月3日